ゲッターロボ飛焔 ― 2008年03月02日 19時50分17秒
先日、本屋に並んでいたので『ゲッターロボ飛焔(ひえん)』というコミックスをつい買ってみた。
原作は永井豪・石川賢となっていたが、漫画は津島直人。
石川賢没後に書かれているから、シナリオは多分漫画家の津島氏が手掛けているのであろう。
ただ、produced byダイナミックプロダクションとあるので、もしかしたらダイナミックプロもシナリオにタッチしてるのかも知れないが。
とりあえず『ゲッターロボ』と銘打ってる作品なので、感想は手厳しく行きます(笑)。
と、書き始めたらすんげー長くなってしまいました。
1週間くらいかかって書いてますよ。この文章。
先ず、本を手にとってみての感想。
タイトルのロゴタイプにゲッターへの愛が感じられない。
(おいおい、そんなトコからツッコムんですか?(笑))
ゲッターのロゴは文字エレメントの右端がトンがっててナンボだろーがよう!!
違う。このロゴタイプにはゲッターの息吹が無い!!(笑)
ロボのデザインセンスやキャラクターのタッチに関しては漫画家さんの個性だと思うので、とりわけ言及はしません。
好みダケを言うなら、「オレの好みとは違います」。
とか、この本について何で感想を書こうと思ったかと言うと、理由が「どうやらこのマンガは石川漫画版『ゲッターロボ號』と『ゲッターロボアーク』のストーリーの間に位置する物語のように見え、尚且つダイナミックプロがプロデュースしてる分だけ、オフィシャル色の高い物」であるから。
(「〜のように見え」とは、おっさんな隼人が早乙女研の所長な上、敷島博士が『アーク』の時みたく早乙女研の防衛システムにダイレクト脳リンクしてたりするから。まぁ、漫画版に対してのOVA版みたいなパラレル物な可能性もありますが。情報入れて無いので漫画の内容のみで判断してます。
あ、OVA『真対ネオ』の世界観の後日。って考え方もあるな。)
とはいえ、ダイナミックプロオフィシャルだろーがなんだろーが、オレにとっての漫画版ゲッターは石川賢が描いたモノこそ本物で、石川氏以外が描いた物は例えソレが永井豪が描いた物であっても偽物でしかないのです。オレにとっては!
なので、この『飛焔』というマンガ、オレにとってはまぁどーでもいいです(笑)。
基本、興味の対象外。(だったら買うなよ)
かといって、だからその手のモノを全否定するのかと言われるかとそんな事も無く、面白かったり凄いと思わせてくれる作品ならばソレはソレでちゃんと評価はする人間なので、ゲッターアンソロジー系でも認めている物はあったりはするんですよ。
長谷川裕一のとか富士原昌幸のとか結構好きです。
『ゲッターロボ大決戦!コミック』に収録されてる山下博行のとかなんか、独特過ぎる切り口に感嘆したりしてますし。
と、何をグチグチと言い訳めいた事を書き連ねてしまうかと言うとですね。
どーもイマイチ感を受けてしまうのですよ、この『飛焔』。
どこがと言えばただ一点、「目線が低い」所。
(「目線が低い」とは、作品を作る上での「志の高さ」の話を言っていますね。)
特に出だしのエピソードが読んでてイラっと来ました。
何で引用ばっかり使っちゃうんだろうか?
冒頭、ゲッター1号機パイロットが使えない自衛官ってのは、明らかに『ゲッター號』の冒頭シーンからのパクリだし、落ちて来た1号機に、死んだパイロットの替わりに主人公(竜牙 剣)が乗り込むというシークエンスは『ゲッターアーク』の拓馬がゲッターD2に乗り込むシーンを彷彿とさせる。
ソレってどうよ? って思えません?
敢えてパクリという言葉を使ってますが、そう読者に思わせたら、作者として負けなんじゃないのかなぁ。
ニュアンスは引用してもいいけどシーンを引用しちゃダメだろ。
そんな風に安易に持って来てしまっては石川版を越える物なんて、天と地がひっくり返っても描けるワケ無いいと思うんですが。
作家さんはそんな目線で作品作ってて満足なんですかね?
どーせやるなら石川版を越えるゲッターを描くつもりでやればいいのに。
そんな風な歯痒さを覚えて仕方無いんですよ。
「ほら、ちゃんと石川ゲッターのシーン、押さえているでしょ。読者のみんな、喜んでください」じゃ、その目線の低さを読者に見透かされてしまいません?
オレの感想、穿ち過ぎですかね?
主人公が石川版竜馬みたいにムチャクチャな乱暴者キャラにしたくて、強引に奪うように1号機に乗り込むっていう展開で行きたいなら、主人公の竜牙に早乙女研を占拠させるとか、違う描きよう(演出方法)がいくらでもあると思うんですよ。例えば……
●パニックのあまり1機だけ離脱・墜落してしまう自衛官搭乗の1号機。
●墜落した廃虚の街で倒れている竜牙(実は腹が減って倒れているだけ)を見つけ、保護の名目で、2・3号機を戦場に残し1機だけ尻尾巻いて早乙女研に帰還してしまうヘタレ自衛官1号機。
●意識を取り戻し、メシをたらふく食わせてもらった竜牙、研究所内で調達した爆発物を仕掛けたりテロそのもののやり方で研究所をあっという間に占拠。
その目的は「ゲッターに乗せろ」
●竜牙に背後を取られ銃をつきつけられる隼人所長。「ニヤリ」とほくそ笑みながら、「そんなに乗りたいか?」
●竜牙に銃をつきつけられたままゲットマシン格納庫に案内させられる隼人。
「おう、コレだコレ!」
ゲットマシンを目にして喜ぶ竜牙の銃をあっさり奪い、逆に銃を突き付け返す隼人。
「そんなに乗りたいなら、力づくでも乗って見せるんだな」とニヤリ。
●竜牙の前に立ち塞がる1号機の自衛官。戦闘時のパニックで目がイッてる。
●あっさり自衛官をノし(や、殺す一歩手前レベルまで痛めつけますよ。そりゃ(笑))、1号機のコクピットに座る竜牙。
●「神所長。そんな素人にゲッターパイロットが務まるとは思えません。足手まといです」と2・3号機パイロット。
(こいつらはまだそのまま戦っていた。航続時間とかの設定関係次第でもあるが)
「その程度で戦え無くなるなのか? お前達は。 いやならそのコクピットから降りろ」神はいつもの傍若無人さで、そんな文句を受け付けない(笑)。
●神、コッピットに座る竜牙の胸倉を掴み、言う
「竜牙、現場まではオートパイロットで送り届けてやる。
それだけ大口を叩いたんだ。後は自分でやってみせろ」
「話せるじゃねーか、所長さんよ!」
「お前の死体が形を残して帰って来るなら、葬式くらいは出してやるから安心しろ」
「上等ォ!」
1号機が早乙女研から射出される!!
とかさ。
引用ばかりを単に使いまくるんじゃなくて、韻を踏んでいながらオリジナルな展開。ってな風にお話を紡いだ方が、燃えません?
なのになぜ、安易に引用で済ませちゃうのかなぁ?
なんつーか、「記号化された石川賢要素」で展開してるというか、そんな印象を受けてしまいます。
「熱血」を記号化させてしまったスパロボ世代の悪しき慣習というか。
この作品に限らず、そういうの多いですよね。
記号化された要素を詰め込むだけの作劇をしないで、ニュアンスだけを取り込んだ上での、自分のオリジナルな部分をもっと出した方がいいと思うんですが。
そこの部分を、仮に読者からこんな風に文句を言われても(笑)、「別にオレは石川ゲッターの劣化コピーを描いてるワケじゃねぇ!」と言い返せるじゃないですか。
記号論ばかりで描かれていると、はっきり言ってコッチの魂に「グッと来ない」んですよ!
えー、すみません。
とか言った感じでこの『飛焔』をかなりケチョンケチョンに言ってますが、コレがオフィシャル作品で無かったり、作品の作劇目線が元々「学年誌くらいの読者層を狙っているんだ」とかだったりするのなら、まぁ、ソコまで言う必要ははっきり言ってありません。
いや、学年誌どころか石川版『ゲッターG』が連載していた『冒険王』辺りに載ってたとしても、「普通に面白い巨大ロボットアクション漫画」としては充分以上に読める作品です。
ソコは認めた上での、どーせなら本家石川版に負けないくらいの作品を描いて欲しい。というゲッター好きとしての「欲」みたいなモンですから。
エールみたいなモノとして受け止めていただけると幸い。
やっぱりどーしても、オレが石川版『ゲッター』を好き過ぎなんで、「違うモノ」に関して歯痒さを感じてしまうのは致し方ないのですね。
この文章を読む上で、そこら辺、御了承いただければと。
この文を読んで「コイツは何を言ってるんだ!?」と思ったならば、是非『ゲッターロボ飛焔』を手に取ってみてあげてください。
そして読んだコトが無いのなら、石川賢版『ゲッターロボ』サーガもついでにどうぞ(笑)。
原作は永井豪・石川賢となっていたが、漫画は津島直人。
石川賢没後に書かれているから、シナリオは多分漫画家の津島氏が手掛けているのであろう。
ただ、produced byダイナミックプロダクションとあるので、もしかしたらダイナミックプロもシナリオにタッチしてるのかも知れないが。
とりあえず『ゲッターロボ』と銘打ってる作品なので、感想は手厳しく行きます(笑)。
と、書き始めたらすんげー長くなってしまいました。
1週間くらいかかって書いてますよ。この文章。
先ず、本を手にとってみての感想。
タイトルのロゴタイプにゲッターへの愛が感じられない。
(おいおい、そんなトコからツッコムんですか?(笑))
ゲッターのロゴは文字エレメントの右端がトンがっててナンボだろーがよう!!
違う。このロゴタイプにはゲッターの息吹が無い!!(笑)
ロボのデザインセンスやキャラクターのタッチに関しては漫画家さんの個性だと思うので、とりわけ言及はしません。
好みダケを言うなら、「オレの好みとは違います」。
とか、この本について何で感想を書こうと思ったかと言うと、理由が「どうやらこのマンガは石川漫画版『ゲッターロボ號』と『ゲッターロボアーク』のストーリーの間に位置する物語のように見え、尚且つダイナミックプロがプロデュースしてる分だけ、オフィシャル色の高い物」であるから。
(「〜のように見え」とは、おっさんな隼人が早乙女研の所長な上、敷島博士が『アーク』の時みたく早乙女研の防衛システムにダイレクト脳リンクしてたりするから。まぁ、漫画版に対してのOVA版みたいなパラレル物な可能性もありますが。情報入れて無いので漫画の内容のみで判断してます。
あ、OVA『真対ネオ』の世界観の後日。って考え方もあるな。)
とはいえ、ダイナミックプロオフィシャルだろーがなんだろーが、オレにとっての漫画版ゲッターは石川賢が描いたモノこそ本物で、石川氏以外が描いた物は例えソレが永井豪が描いた物であっても偽物でしかないのです。オレにとっては!
なので、この『飛焔』というマンガ、オレにとってはまぁどーでもいいです(笑)。
基本、興味の対象外。(だったら買うなよ)
かといって、だからその手のモノを全否定するのかと言われるかとそんな事も無く、面白かったり凄いと思わせてくれる作品ならばソレはソレでちゃんと評価はする人間なので、ゲッターアンソロジー系でも認めている物はあったりはするんですよ。
長谷川裕一のとか富士原昌幸のとか結構好きです。
『ゲッターロボ大決戦!コミック』に収録されてる山下博行のとかなんか、独特過ぎる切り口に感嘆したりしてますし。
と、何をグチグチと言い訳めいた事を書き連ねてしまうかと言うとですね。
どーもイマイチ感を受けてしまうのですよ、この『飛焔』。
どこがと言えばただ一点、「目線が低い」所。
(「目線が低い」とは、作品を作る上での「志の高さ」の話を言っていますね。)
特に出だしのエピソードが読んでてイラっと来ました。
何で引用ばっかり使っちゃうんだろうか?
冒頭、ゲッター1号機パイロットが使えない自衛官ってのは、明らかに『ゲッター號』の冒頭シーンからのパクリだし、落ちて来た1号機に、死んだパイロットの替わりに主人公(竜牙 剣)が乗り込むというシークエンスは『ゲッターアーク』の拓馬がゲッターD2に乗り込むシーンを彷彿とさせる。
ソレってどうよ? って思えません?
敢えてパクリという言葉を使ってますが、そう読者に思わせたら、作者として負けなんじゃないのかなぁ。
ニュアンスは引用してもいいけどシーンを引用しちゃダメだろ。
そんな風に安易に持って来てしまっては石川版を越える物なんて、天と地がひっくり返っても描けるワケ無いいと思うんですが。
作家さんはそんな目線で作品作ってて満足なんですかね?
どーせやるなら石川版を越えるゲッターを描くつもりでやればいいのに。
そんな風な歯痒さを覚えて仕方無いんですよ。
「ほら、ちゃんと石川ゲッターのシーン、押さえているでしょ。読者のみんな、喜んでください」じゃ、その目線の低さを読者に見透かされてしまいません?
オレの感想、穿ち過ぎですかね?
主人公が石川版竜馬みたいにムチャクチャな乱暴者キャラにしたくて、強引に奪うように1号機に乗り込むっていう展開で行きたいなら、主人公の竜牙に早乙女研を占拠させるとか、違う描きよう(演出方法)がいくらでもあると思うんですよ。例えば……
●パニックのあまり1機だけ離脱・墜落してしまう自衛官搭乗の1号機。
●墜落した廃虚の街で倒れている竜牙(実は腹が減って倒れているだけ)を見つけ、保護の名目で、2・3号機を戦場に残し1機だけ尻尾巻いて早乙女研に帰還してしまうヘタレ自衛官1号機。
●意識を取り戻し、メシをたらふく食わせてもらった竜牙、研究所内で調達した爆発物を仕掛けたりテロそのもののやり方で研究所をあっという間に占拠。
その目的は「ゲッターに乗せろ」
●竜牙に背後を取られ銃をつきつけられる隼人所長。「ニヤリ」とほくそ笑みながら、「そんなに乗りたいか?」
●竜牙に銃をつきつけられたままゲットマシン格納庫に案内させられる隼人。
「おう、コレだコレ!」
ゲットマシンを目にして喜ぶ竜牙の銃をあっさり奪い、逆に銃を突き付け返す隼人。
「そんなに乗りたいなら、力づくでも乗って見せるんだな」とニヤリ。
●竜牙の前に立ち塞がる1号機の自衛官。戦闘時のパニックで目がイッてる。
●あっさり自衛官をノし(や、殺す一歩手前レベルまで痛めつけますよ。そりゃ(笑))、1号機のコクピットに座る竜牙。
●「神所長。そんな素人にゲッターパイロットが務まるとは思えません。足手まといです」と2・3号機パイロット。
(こいつらはまだそのまま戦っていた。航続時間とかの設定関係次第でもあるが)
「その程度で戦え無くなるなのか? お前達は。 いやならそのコクピットから降りろ」神はいつもの傍若無人さで、そんな文句を受け付けない(笑)。
●神、コッピットに座る竜牙の胸倉を掴み、言う
「竜牙、現場まではオートパイロットで送り届けてやる。
それだけ大口を叩いたんだ。後は自分でやってみせろ」
「話せるじゃねーか、所長さんよ!」
「お前の死体が形を残して帰って来るなら、葬式くらいは出してやるから安心しろ」
「上等ォ!」
1号機が早乙女研から射出される!!
とかさ。
引用ばかりを単に使いまくるんじゃなくて、韻を踏んでいながらオリジナルな展開。ってな風にお話を紡いだ方が、燃えません?
なのになぜ、安易に引用で済ませちゃうのかなぁ?
なんつーか、「記号化された石川賢要素」で展開してるというか、そんな印象を受けてしまいます。
「熱血」を記号化させてしまったスパロボ世代の悪しき慣習というか。
この作品に限らず、そういうの多いですよね。
記号化された要素を詰め込むだけの作劇をしないで、ニュアンスだけを取り込んだ上での、自分のオリジナルな部分をもっと出した方がいいと思うんですが。
そこの部分を、仮に読者からこんな風に文句を言われても(笑)、「別にオレは石川ゲッターの劣化コピーを描いてるワケじゃねぇ!」と言い返せるじゃないですか。
記号論ばかりで描かれていると、はっきり言ってコッチの魂に「グッと来ない」んですよ!
えー、すみません。
とか言った感じでこの『飛焔』をかなりケチョンケチョンに言ってますが、コレがオフィシャル作品で無かったり、作品の作劇目線が元々「学年誌くらいの読者層を狙っているんだ」とかだったりするのなら、まぁ、ソコまで言う必要ははっきり言ってありません。
いや、学年誌どころか石川版『ゲッターG』が連載していた『冒険王』辺りに載ってたとしても、「普通に面白い巨大ロボットアクション漫画」としては充分以上に読める作品です。
ソコは認めた上での、どーせなら本家石川版に負けないくらいの作品を描いて欲しい。というゲッター好きとしての「欲」みたいなモンですから。
エールみたいなモノとして受け止めていただけると幸い。
やっぱりどーしても、オレが石川版『ゲッター』を好き過ぎなんで、「違うモノ」に関して歯痒さを感じてしまうのは致し方ないのですね。
この文章を読む上で、そこら辺、御了承いただければと。
この文を読んで「コイツは何を言ってるんだ!?」と思ったならば、是非『ゲッターロボ飛焔』を手に取ってみてあげてください。
そして読んだコトが無いのなら、石川賢版『ゲッターロボ』サーガもついでにどうぞ(笑)。
コメント
_ ゲッターママ ― 2008年03月05日 00時42分26秒
_ ひろz ― 2008年03月05日 06時42分28秒
★ゲッターママさん
なんつーか、ココまで中途半端な作品になってしまうなら、むしろゲッターへのリスペクトなんていらないから、漫画家の好き勝手に描いて欲しい。とすら思えてしまいます(笑)。
ただまぁ、石川好きの欲目を抜きにして見ると、フツーに読めるっちゃぁ読めるとは思うんですよね。
好みかどうかと言われれば「違います」が(笑)。
『ガンダム』も『仮面ライダー』も、最早原形をとどめていない作品に成り果ててしまってるように、『ゲッター』も世代を経て行くと、今後はそうなって行ってしまうんでしょうかね?
忘れ去られるのとどっちがいいんだろうか。
>ゲッター1の「顔」が耐えられないのです・・・
なんかとんがり帽子被ってるみたいですもんね。アレ(笑)。
どことなく『トランスフォーマー』入ってるような気がするし。
なんつーか、ココまで中途半端な作品になってしまうなら、むしろゲッターへのリスペクトなんていらないから、漫画家の好き勝手に描いて欲しい。とすら思えてしまいます(笑)。
ただまぁ、石川好きの欲目を抜きにして見ると、フツーに読めるっちゃぁ読めるとは思うんですよね。
好みかどうかと言われれば「違います」が(笑)。
『ガンダム』も『仮面ライダー』も、最早原形をとどめていない作品に成り果ててしまってるように、『ゲッター』も世代を経て行くと、今後はそうなって行ってしまうんでしょうかね?
忘れ去られるのとどっちがいいんだろうか。
>ゲッター1の「顔」が耐えられないのです・・・
なんかとんがり帽子被ってるみたいですもんね。アレ(笑)。
どことなく『トランスフォーマー』入ってるような気がするし。
_ ゲッター線被爆者の夕べ ― 2008年03月24日 16時28分02秒
思わず『作者頑張れ、もっと頑張れ』と握り拳を作りながら読んでしまうマンガでした。
『原型』への甘えが見えるのがどうにもこうにも。
リスペクトと甘えは違うでしょ。
現在のところ評価は『よく出来た同人レベル』といったところでしょうか。
私も石川版が好きすぎる所為か辛くあたってしまうようですw
デザイン云々は特にこだわりませんが、個人的にバーニアで飛行するゲッターは見たくなかったなア・・・
でも『作者頑張れ、もっと頑張れ』と握り拳を作りながら最後まで見届けたいと思っています。
ゲッター好きの仲間だもんね。
『原型』への甘えが見えるのがどうにもこうにも。
リスペクトと甘えは違うでしょ。
現在のところ評価は『よく出来た同人レベル』といったところでしょうか。
私も石川版が好きすぎる所為か辛くあたってしまうようですw
デザイン云々は特にこだわりませんが、個人的にバーニアで飛行するゲッターは見たくなかったなア・・・
でも『作者頑張れ、もっと頑張れ』と握り拳を作りながら最後まで見届けたいと思っています。
ゲッター好きの仲間だもんね。
_ ひろz ― 2008年03月25日 10時43分34秒
★ゲッター線被爆者の夕べさん
はじめまして。
>『作者頑張れ、もっと頑張れ』
『飛焔』からゲッターに入ってくる人も居るでしょうから、作家さんにはがんばって欲しいですよね。
>個人的にバーニアで飛行するゲッター
ゲッター1を想像するとそうですが、TVアニメ版『G』だと
ライガー・ポセイドンは確実にバーニアで飛んでますから(笑)。
ドラゴンもウイング先端から、なんだかシューシュー出てますし。
まぁ、大目に見てあげましょうよ(笑)。
こんな日記を書いた私が言うのも何ですが、
スルーする力も大事かと(笑)。
て、すっかり忘れてましたよこんな日記書いてたコト。
ぐわー、今書いてる小説のハードルを自分で上げまくりだよオレ。
「天に唾する」とはまさにこのコト(笑)。
はじめまして。
>『作者頑張れ、もっと頑張れ』
『飛焔』からゲッターに入ってくる人も居るでしょうから、作家さんにはがんばって欲しいですよね。
>個人的にバーニアで飛行するゲッター
ゲッター1を想像するとそうですが、TVアニメ版『G』だと
ライガー・ポセイドンは確実にバーニアで飛んでますから(笑)。
ドラゴンもウイング先端から、なんだかシューシュー出てますし。
まぁ、大目に見てあげましょうよ(笑)。
こんな日記を書いた私が言うのも何ですが、
スルーする力も大事かと(笑)。
て、すっかり忘れてましたよこんな日記書いてたコト。
ぐわー、今書いてる小説のハードルを自分で上げまくりだよオレ。
「天に唾する」とはまさにこのコト(笑)。
_ にゃご ― 2009年10月11日 10時57分32秒
どうも、「ゲッターロボ飛焔」で検索で来ました。
リアルもスーパーも好きな、良く言えば”中立”な僕から見れば中々面白かったです。しかし、「どうせ石川賢ファンから色々ひどく言われんてんだろうなぁ・・・」という余計な雑念がなければもっと素直に楽しめました・・・僕はガンダムも好きですが、いわゆる「種」や「00」も良い作品だと思いますし、なにより新しいファン層が増える事はとても良いことです(あっでも腐女子はいらないですw)まぁ、この作品は「原作派」向けでなく「スパロボ好き・リアル系好き向け」の「ゲッター入門漫画」と受け止めては如何でしょうか?SDガンダムからガンダム好きになったような僕が言うのもなんですが(笑)
でも、すでに個人的にとはいえ自分もゲッター物を書いておられるようなのにケチョンケチョンにダメだしをするのはどうかと・・・(「スルーした方が…」という言い方もどうかと…)
あと関係ないですが、津島先生はたしか「スーパーロボットマガジン」でマジンカイザーも書いてましたね。
最後に、今更過ぎる上に長々と長文書いてすいませんでした(汗)。
リアルもスーパーも好きな、良く言えば”中立”な僕から見れば中々面白かったです。しかし、「どうせ石川賢ファンから色々ひどく言われんてんだろうなぁ・・・」という余計な雑念がなければもっと素直に楽しめました・・・僕はガンダムも好きですが、いわゆる「種」や「00」も良い作品だと思いますし、なにより新しいファン層が増える事はとても良いことです(あっでも腐女子はいらないですw)まぁ、この作品は「原作派」向けでなく「スパロボ好き・リアル系好き向け」の「ゲッター入門漫画」と受け止めては如何でしょうか?SDガンダムからガンダム好きになったような僕が言うのもなんですが(笑)
でも、すでに個人的にとはいえ自分もゲッター物を書いておられるようなのにケチョンケチョンにダメだしをするのはどうかと・・・(「スルーした方が…」という言い方もどうかと…)
あと関係ないですが、津島先生はたしか「スーパーロボットマガジン」でマジンカイザーも書いてましたね。
最後に、今更過ぎる上に長々と長文書いてすいませんでした(汗)。
_ ひろz ― 2009年10月21日 10時48分12秒
★にゃごさん
はじめまして。レスが遅れて申し訳ありません。
このページの日記のみしか読まれていなければ仕方無いかも知れませんが、
前提として、私は石川賢氏のファンです。
なのでそのスタンスでこのページの日記を書いています。
申し訳ありませんが、津島直人氏のファンではありませんので、津島氏のファンの方には少々辛辣かとも思える文章になっていたかも知れません。
その点は陳謝致します。
しかしながら『ゲッターロボ飛焔』という作品は、石川氏がお亡くなりになってから初めて刊行される「ゲッターの名を冠した連載作品」でしたので、石川ファンである自分が『飛焔』をどう感じたかを、その激情のままに感想を書かせていただきました。
御了承ください。
>リアルもスーパーも好きな、良く言えば”中立”な
これも『スパロボ』の悪しき弊害だと思いますが、リアルロボとかスーパーロボとか、そんな区分は作品自体の評価にはまるで関係無いと思います。
(私は『スパロボ』も今でもプレイしてますし、『ガンダム』も好きです)
その手の区分は『スパロボ』内でとどめておくべきかと。
もし仮にリアル指向な『ゲッターロボ』作品が世に出たとして、それが面白い作品であるなら、私は認めます。
>この作品は「原作派」向けでなく「スパロボ好き・リアル系好き向け」の「ゲッター入門漫画」と受け止めては
ほぼ同じ意味の内容を『「普通に面白い巨大ロボットアクション漫画」としては充分以上に読める作品です。 』と、最後のまとめで書いていますが。
読み飛ばされてしまっているのでしょうか?
というより、津島氏のファンであるにゃごさんにとって、『飛焔』は「ゲッター入門漫画」という位置づけでしかないマンガなのですか?
だとするなら、津島ファンにとっても「『飛焔』こそが本当のゲッターマンガだ!!」とは言い切れないという事になりませんか?
この日記は、ソコがもったい無い!! という内容の日記です。
津島氏の『マジンカイザー』は掲載誌で読んでいました。
個人的には『飛焔』より『カイザー』の方が津島氏が自由にやれてる感があって面白かったと思います
>「スルーした方が…」という言い方もどうかと…
本文中にそんな文を書いた覚えは無いのですが、コメント部の方でしょうか?
あれは「(石川ファン故に『飛焔』の気にくわなくて引っ掛かる部分を)スルーして、素直に応援しましょうよ」という意味のスルーです。
別に作品を読むな。と言ってるわけではありません。
>個人的にとはいえ自分もゲッター物を書いておられるようなのに
商業ベースで発表された物と個人が趣味でやっている物を並列に並べてはいけません。
私がどんなに辛辣な評価をこんな個人のブログで書き並べ立てようが、
「格」は津島氏の方が比べてはいけないくらい上です。(当たり前)
はじめまして。レスが遅れて申し訳ありません。
このページの日記のみしか読まれていなければ仕方無いかも知れませんが、
前提として、私は石川賢氏のファンです。
なのでそのスタンスでこのページの日記を書いています。
申し訳ありませんが、津島直人氏のファンではありませんので、津島氏のファンの方には少々辛辣かとも思える文章になっていたかも知れません。
その点は陳謝致します。
しかしながら『ゲッターロボ飛焔』という作品は、石川氏がお亡くなりになってから初めて刊行される「ゲッターの名を冠した連載作品」でしたので、石川ファンである自分が『飛焔』をどう感じたかを、その激情のままに感想を書かせていただきました。
御了承ください。
>リアルもスーパーも好きな、良く言えば”中立”な
これも『スパロボ』の悪しき弊害だと思いますが、リアルロボとかスーパーロボとか、そんな区分は作品自体の評価にはまるで関係無いと思います。
(私は『スパロボ』も今でもプレイしてますし、『ガンダム』も好きです)
その手の区分は『スパロボ』内でとどめておくべきかと。
もし仮にリアル指向な『ゲッターロボ』作品が世に出たとして、それが面白い作品であるなら、私は認めます。
>この作品は「原作派」向けでなく「スパロボ好き・リアル系好き向け」の「ゲッター入門漫画」と受け止めては
ほぼ同じ意味の内容を『「普通に面白い巨大ロボットアクション漫画」としては充分以上に読める作品です。 』と、最後のまとめで書いていますが。
読み飛ばされてしまっているのでしょうか?
というより、津島氏のファンであるにゃごさんにとって、『飛焔』は「ゲッター入門漫画」という位置づけでしかないマンガなのですか?
だとするなら、津島ファンにとっても「『飛焔』こそが本当のゲッターマンガだ!!」とは言い切れないという事になりませんか?
この日記は、ソコがもったい無い!! という内容の日記です。
津島氏の『マジンカイザー』は掲載誌で読んでいました。
個人的には『飛焔』より『カイザー』の方が津島氏が自由にやれてる感があって面白かったと思います
>「スルーした方が…」という言い方もどうかと…
本文中にそんな文を書いた覚えは無いのですが、コメント部の方でしょうか?
あれは「(石川ファン故に『飛焔』の気にくわなくて引っ掛かる部分を)スルーして、素直に応援しましょうよ」という意味のスルーです。
別に作品を読むな。と言ってるわけではありません。
>個人的にとはいえ自分もゲッター物を書いておられるようなのに
商業ベースで発表された物と個人が趣味でやっている物を並列に並べてはいけません。
私がどんなに辛辣な評価をこんな個人のブログで書き並べ立てようが、
「格」は津島氏の方が比べてはいけないくらい上です。(当たり前)
_ にゃご(すいませんでした) ― 2009年10月23日 19時29分53秒
このような酷いコメにわざわざ返答してくださりありがとうございます。
なんというか、後で自分のコメを見てやたらと感情的だったなぁと反省しております・・・不快なコメをしてしまいすいませんでした。
謝罪のコメの後にこんな話題もアレですが、
飛焔のラストも結局「エンペラーに会った!」のオチでしたが、ひょっとすると、仮にこれからも他作家さんが色々なパラレル的なゲッター物を書いていくとして、結果的に全てこのオチになって、いよいよ大本命の作家が全てのゲッターを集結させて戦いを挑む「仮」(石川さんじゃないので)の最終回を描く。っていう妄想をしたんですが、どうでしょう?(分かりづらい説明で申し訳ないです…)
最後に、前回の無礼なコメに関しては誠に申し訳ありませんでした。
なんというか、後で自分のコメを見てやたらと感情的だったなぁと反省しております・・・不快なコメをしてしまいすいませんでした。
謝罪のコメの後にこんな話題もアレですが、
飛焔のラストも結局「エンペラーに会った!」のオチでしたが、ひょっとすると、仮にこれからも他作家さんが色々なパラレル的なゲッター物を書いていくとして、結果的に全てこのオチになって、いよいよ大本命の作家が全てのゲッターを集結させて戦いを挑む「仮」(石川さんじゃないので)の最終回を描く。っていう妄想をしたんですが、どうでしょう?(分かりづらい説明で申し訳ないです…)
最後に、前回の無礼なコメに関しては誠に申し訳ありませんでした。
_ ひろz ― 2009年10月26日 19時16分27秒
★にゃごさん
いえいえ、日記の趣旨さえ御理解いただければ幸いです。
実際津島氏とそのファンの方には少々キツイ内容ではあると自覚はしていますので。
(非難は覚悟した上で、それ以上に2008年03月02日時点での自分の思いの丈を書いておきたかった。という事です)
久し振りにゲッター話を書けて嬉しかったです。
>飛焔のラストも結局「エンペラーに会った!」のオチでしたが
>他作家さんが色々なパラレル物を書いていくとして、
>結果的に全てこのオチになって、
>いよいよ大本命の作家が全てのゲッターを集結させて戦いを挑む「仮」
それは壮大ですね。
他作家さんを巻き込んでの壮大なゲッターサーガとは、確かにロマンを感じます。
が、ふたつ問題が。
ひとつは<結果的に全てこのオチに>なってしまう作品群たちを
「なんだよ結局またこのオチかよ!!」と、純粋に楽しめなくなってしまうのではないかという危惧がある点。
結局ゲッターエンペラーに会う事を目的としてるというオチがわかってる作品を、はたしてワクワクしながら読めますかね?(笑)
逆に、オチが分かってる作品を楽しく読ませてくれる事が出来る作家さんて、とてつもなく力量の高い人に限られてしまうのではないかと。
もうひとつは、その完結作を描く<大本命の作家>が誰になるのか。
誰がなっても石川賢氏でない限り、結局不満が残るのではないかと思います(笑)。
にゃごさんのプランを読んだ時に『虚無戦記』(作:石川賢)と『∀ガンダム』が
頭をよぎりました。
『虚無戦記』に内包される作品群は全て虚無の戦いへと向かうというオチに帰結する(もしくはその過程/ベクトルが内包される)ものなのに、どれもワクワクさせて読ませてくれます。
さすがだ石川賢。
また、『虚無戦記』は石川氏自身の作品群をまとめた物ですが、
そういう意味では他者監督作品まで内包してしまった『∀ガンダム』って、
なんて懐の広い、凄い作品なんだろうか。とあらためて感嘆してしまいました。
いえいえ、日記の趣旨さえ御理解いただければ幸いです。
実際津島氏とそのファンの方には少々キツイ内容ではあると自覚はしていますので。
(非難は覚悟した上で、それ以上に2008年03月02日時点での自分の思いの丈を書いておきたかった。という事です)
久し振りにゲッター話を書けて嬉しかったです。
>飛焔のラストも結局「エンペラーに会った!」のオチでしたが
>他作家さんが色々なパラレル物を書いていくとして、
>結果的に全てこのオチになって、
>いよいよ大本命の作家が全てのゲッターを集結させて戦いを挑む「仮」
それは壮大ですね。
他作家さんを巻き込んでの壮大なゲッターサーガとは、確かにロマンを感じます。
が、ふたつ問題が。
ひとつは<結果的に全てこのオチに>なってしまう作品群たちを
「なんだよ結局またこのオチかよ!!」と、純粋に楽しめなくなってしまうのではないかという危惧がある点。
結局ゲッターエンペラーに会う事を目的としてるというオチがわかってる作品を、はたしてワクワクしながら読めますかね?(笑)
逆に、オチが分かってる作品を楽しく読ませてくれる事が出来る作家さんて、とてつもなく力量の高い人に限られてしまうのではないかと。
もうひとつは、その完結作を描く<大本命の作家>が誰になるのか。
誰がなっても石川賢氏でない限り、結局不満が残るのではないかと思います(笑)。
にゃごさんのプランを読んだ時に『虚無戦記』(作:石川賢)と『∀ガンダム』が
頭をよぎりました。
『虚無戦記』に内包される作品群は全て虚無の戦いへと向かうというオチに帰結する(もしくはその過程/ベクトルが内包される)ものなのに、どれもワクワクさせて読ませてくれます。
さすがだ石川賢。
また、『虚無戦記』は石川氏自身の作品群をまとめた物ですが、
そういう意味では他者監督作品まで内包してしまった『∀ガンダム』って、
なんて懐の広い、凄い作品なんだろうか。とあらためて感嘆してしまいました。
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スパロボのアンソロジーとかは石川版にはかなわないということを描き手も読み手も承知の上で楽しんでいた(元ネタがTVアニメ版だし)。そして、それなりのリスペクトも感じられた。
でも、この「飛焔」、ご指摘のロゴタイプだけでなく全体にゲッターに対する愛がいまひとつ伝わってこない。いや、愛はあるのにそれを感じられない私が傲慢なファンになってしまったのかもしれませんが。
原作厨といわれてもいい、私の場合まずあのゲッター1の「顔」が耐えられないのです・・・