チンアナゴのマグネット2013年08月03日 15時17分17秒

先月の話ですが、7月28日(日)に奥さんと奥さんの友人と品川水族館に行って来まして。
イルカショーも良かったですが、個人的にはトンネル水槽の底の方でほぼまったく動かない、パッと見では岩とかに同化して見える大きなヌシみたいな魚(クエかな? 全長が1m以上はあったと思うけど)がたまに背びれをピクっとか、口をパクっとかさせて動くのを見てるのがスゲー楽しかったです。
アレは1日中でも見続けていられる(笑)。

帰りに水族館のお土産屋さんに寄ったのですが、ソコで絶対に要らないんだけどどーしても欲しくなってしまったものがあって、買ってしまいました。
「チンアナゴのマグネット」




小さいぬいぐるみの体を成してますが、底にマグネットが埋め込まれていて、金属面にくっつきます。
垂直に!
笑う笑う。
とりあえず冷蔵庫の扉にくっつけてあるんですが、これがまたピョコっとし過ぎててジャマジャマ。
扉開くのにもジャマだし冷蔵庫の前をかすめて通るのにもジャマ。
予想通りです。
とても要らなくてとてもジャマ。

だからこそですよ。とても愛おしいですね(笑)。

チンアナゴのマグネットくんは今日も冷蔵庫からピョコっと生えて、愛嬌を振りまいています。


『パシフィック・リム』観て来ました。2013年08月21日 04時12分57秒

(一部ネタバレあり)

8月19日(月)「『パシフィック・リム』吹き替え3D版」観て来ました。

面白かったです。
一部の特撮ファンやアニメファン——というか怪獣オタやロボットオタから絶大なる評価を得てる作品なので、「これはオレこそが観なきゃいけない映画なのか!?」と煽られる形で観に行きましたが、どっちかってーと普通のアクション映画が好きな人なんかが気軽に観ていいんじゃないか。てな内容の映画でした。
まぁ、アクションをするのは概ね巨大ロボと怪獣なのですが。
ストーリーは単純明快。SF的な知識もほとんど必要無く観てればわかるレベルで(わからなければ無視してもOKなレベル)、巨大ロボオタや怪獣オタだけしか観れない一部の人に向けた狭い作りではなく大衆向けに作ってあるのでむしろ普通の人に大勢観て欲しいです。
『ゴジラ』だって元々は大衆向けとして作られているのですよ。という意味で。

見所はいっぱいあります。

巨大ロボ<イェーガー>はパイロット2名の意識を同調させて操縦する必要があるため、この作品では何かと「二人」が行動の基本となるんですが、ここの設定が上手くて、人類滅亡の脅威に対して一人では無力でも二人手を取り合えば戦うことも出来るのだ。という人間の絆を自然に描けることになるんですね。
「ニューラル・ハンドシェイク」という演出がその象徴なのですが、二人のパイロットがそれぞれロボの右脳と左脳と化した後、ロボの右手と左手がガッチリ握手する。というたったそれだけの演出で人の絆の力強さや素晴らしさを表現してしまうところが秀逸です。
日本だと「一人より二人がいいさ〜二人より三人がいい〜」と集団ヒーロー化しがちですが、それを「二人」という最小単位の集合にしたことで明確化し、わかり易さに繋がっているところがいい。
そしてその「二人」という1ユニットを「恋人」「親子」「夫婦」「犬猿の仲の悪友」と各種取りそろえることで、単純明確にしたキャラクター配置に広がりを持たせてることに成功しています。
そういう意味ではある種複合した「バディ物」と言えなくもない。
その分、2時間12分と上映時間が限られているためどうしても省略・駆け足にならざるを得ない所も見受けられたけれど、どれも最低限は不足無く描けているのでむしろ想像する余地が多くスピンオフ作品は簡単に作れそう。てか二次創作いくらでも作れますよコレ(笑)。

二次創作がいくらでも作れそうと思うくらい各登場人物のキャラクターメイキングが良く出来ていて、特に好きなのは生物学者の「ニュートン・ガイズラー」と数理学者の「ハーマン・ゴットリーブ」。
今時のマッドサイエンティスト感が良く出てて、とにかくこの二人の掛け合いが最高。
吹き替えだとそれぞれ古谷徹と三ツ矢雄二が声をあてているのだけど、さすが絶妙の演技。息ぴったり(一緒に観に行った奥さんが「数理学者のハーマン、出て来た時に『三ツ矢雄二と顔そっくり』と思ってたら、しゃべりだしたら本当に声が三ツ矢雄二だった」と言ってました(笑))。
生物学者のニュートンがそのときだけ主人公化する、闇商人のボス「ハンニバル・チャウ」とのやりとりのくだりも好きなシーンなのでオススメです。

菊地凛子が演じるヒロイン「森マコ」の幼少期を芦田愛菜ちゃんが演じているんですが、さすが天才子役! 凄いですよ。全部持って行きます。

巨大ロボや怪獣の演出は迫力の一言で、それだけでも見所です。
これに関してはいろんなところで語れていると思うので省略。


とまぁ、見所を上げるとキリが無いくらい、見所満載の面白い映画なんですが、総合的な私の感想としては、実は皆がハマるほどハマっては無いんですよね。
「フツーに面白くて、観た後に何も残らないスッキリする映画」な感じ。
当然それはそれでいいし、面白かった映画なので貶すつもりも微塵も無いですが、自分の中にある違和感って気になるじゃないですか。
で。それを何故だろうと考えました。
私は『マジンガーZ』が好きで『ゲッターロボ』が好きで『ウルトラマン』『ウルトラセブン』が好きで、『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』も好きで、特撮の『ジャイアントロボ』も特撮の『レッドバロン』も好きな、もうそっち系のオタなのに、何でそこまで自分にグッと来ないんだろう?
答えは作品の最後に献辞されるこの言葉の中にありました。
「この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」
これ、「永井豪に捧ぐ」でも「富野由悠季に捧ぐ」でも無いんですよね。
そう。
『パシフィック・リム』って巨大ロボット物じゃなくて、実は怪獣物なんですよ。
何を言いたいかと言うと、例えば『ゴジラ』に対ゴジラ兵器として巨大ロボット(例えばメカゴジラ)が出て来たとしても、作品的には怪獣物であって巨大ロボット物じゃ無いですよね。
そーゆー匂いの違いってのは確実にあると思うのです。
で、私。
怪獣物(『ゴジラ』等)って巨大ロボット物(『ゲッターロボ』『ガンダム』)ほど好きでは無いんですよ。
そこはもう比較でのレベルな上に単純に好みの問題なので説明するとさらに長くなるのでヤメますが(さわりだけ言うと『ウルトラマン』は怪獣物ではなく巨大ヒーロー物だから好き。とかいう話も絡んで来たりします)、その辺りの匂いの違いを微妙に嗅ぎ分けてしまったんだと。

アメリカ機にロシア機に中国機と世界各国の巨大ロボ<イェーガー>が集結する絵面なんぞは、石川賢漫画版『ゲッターロボ號』のアラスカ戦線編じゃん、ロシアのロボはやっぱ重量級なのね。とか、主人公機のみ原子力で動くところなんか『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』を彷彿とさせたり、高々度からの落下の対処って「ああっ、モ、モビルスーツが、と、飛んだ」(というか、地面にぶつかる寸前でジャンプすればほら助かった。というよくあるアレ(笑))と同じだったり、設定とか演出的には巨大ロボ物のテイストがそりゃもう満載で本来大好物なのですが、やっぱどこかに違うものを感じ取ってるんですね。と自己分析してみた次第。

というワケで逆説的ですが、そんな「巨大ロボオタクが何か物足りなさを感じる」というコトは、むしろ「一般作としては分かりづらさが無く純粋に楽しめる」というコトでもあると思うので、普段ロボット物とか観ない方にこそ観て楽しんでもらいたなー。と思う次第です。

や、ほんと単純に面白いですよ。