「サーキットの狼」 のサントラ‬が、メチャクチャ良くて2016年10月02日 10時47分30秒

先日買った‪「サーキットの狼」 オリジナル・サウンドトラック‬が、メチャクチャ良くて、ちょっとヘビロテ状態なのですが。

何と言っても子門真人が歌う主題歌がメチャクチャいい!!
作詞は池沢さとしで作曲がなんと子門真人本人!
この主題歌、子供の頃、劇場で観ただけの1回しか聴いたことがないのにもかかわらず、サビの辺りは今でも耳に残ってて、自分の中では幻だった1曲。
てか、1回しか聴いたことがないのに耳に残るメロディってだけでどれほど名曲なのかが知れよう。
劇伴は鈴木宏昌。
この方の名前は知らなかったけど、『海のトリトン』の劇伴とかもやってる方。
自分はジャズとかあまり興味が無い方なんだけど、このアルバムは聴ける!
1977年当時の音楽ってこうだったよな。って感じ。
鈴木宏昌は「コルゲンバンド」を前身とする「ザ・プレイヤーズ」のリーダーで、「ザ・プレイヤーズ」にはドラムの渡嘉敷祐一さんも在籍しているという……ああ、またココで繋がってしまった。
てか音楽業界は一部のスーパープレイヤーで回してるってことなんでしょうね(笑)。

サントラの素晴らしさは↓こちらで視聴してみてください。
‪アルバム『「サーキットの狼」 オリジナル・サウンドトラック』ダイジェスト試聴 ‬
https://www.youtube.com/watch?v=CGCSR4FZ0g8


で、あまりにもサントラが良すぎたので、40年振り!!に映画『サーキットの狼』を借りて観ました。
映画『‪サーキットの狼‬』は1977年8月6日、東映系公開
主演:風吹真矢 出演:矢吹二朗(千葉治郎)他

‪サーキットの狼‬(予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=B66R3mBTL3E

ぶっちゃけ小学生当時に観た印象だと「つまんなかった」なのですが、今なら違う目線で観れるのではと、ちょっとワクワク。
はたして何がどうつまんなかったのか。
……わかりました。
ストーリーの改変がひど過ぎる。
風吹はロータスを買う所から話が始まるし、性格設定がなんかカッコ良く無い。
その辺り、この作品でデビューで主役の風吹真矢の未熟な演技によるところもあるかも知れませんが、童貞臭がスゴイです。『大怪獣モノ』の飯伏の演技にひけを取りません!(笑)
矢吹二朗(千葉治郎)演じる沖田も悪徳警官にシフトされてしまってるし。
この映画のメインライバルは早瀬左近ではなく沖田なので、そういう観点からのシフトなのだろうが、原作のクリーンなイメージの沖田を汚されてしまったのが許せなかったですね、当時は。
映画の構成も原作要素はニュアンス程度しかなく、当時の東映映画のフォーマットの中に『サーキットの狼』の要素を取り込んで作りました。という感じ。
当時の『サーキットの狼』のメインターゲットである小学生を、置いてきぼりにする構成でした。

で、今の年齢としての目線で、単純にひとつの映画作品として観た場合にどうか? というと。

うーん、こんなもんなのかなー。
その原作から離れたオリジナルのドラマバートも当時のありがちな映画のフォーマットの範囲でしかないし。
特に良くないのが最後のレースシーンで、映像的には迫力のあるカットも撮れてたりするのだけど、観てて誰が何位なのかがとにかくわからないので感情移入が出来ない。
当時もそう思ったけど、そこはマンガっぽい演出でかまわないから実況をつけるとかドライバー同士にしゃべらせるとか、してくれればよかったのに。
なので、見方がどうしてもツッコミ優先になってしまい、
「暴走族は無意味なローリングしてかまわないけど、何でロータスまでするかな」とか、
「やたら自らダートにツッ込んで行くけど、ロータスの車高でダート入ったらスタビライザー打ちますから〜」(土煙巻き上がるので映像的に迫力が出るのはわかるが)とか、
「東京の経堂から三重の鈴鹿まで、レース当日の朝に自宅からレーシングスーツに着替えて行くなー! 少なくても前日入りしろー!(前日でも無茶)」とか、際限がありません。

だた、すげー良い所もあって、日本で初開催されたF1「F1世界選手権イン・ジャパン」の映像が冒頭ふんだんに使われていてM・アンドレッティやN・ラウダ、J・ハントの走行映像が見れるんですよ! これは貴重!!
友情出演で日本の有名レーサーも数多く出演していて、当時の高橋国光や中嶋悟、星野一義も見れる。こーゆーカメオ出演ってバカにしがちだけど、無秩序ではなく意味が通ったものであれば、時間が経てば経つほど貴重になって行くんだなと思いました。

あと、「ランボルギーニ カウンタックLP400S 全長4,140 mm 排気量3,929 cc 最高出力353 馬力/7,500 rpm」的なテロップ芸とカヨコ・アン・パタースンに匹敵するレベルの英語の発音を見せる横本メイ演じる早瀬ミキ(何故か帰国子女のバイリンガル)に『シン・ゴジラ』の原型を見ました。まさかこんなところに!(笑)

最後に
‪サーキットの狼‬(主題歌)のリンクを。
https://www.youtube.com/watch?v=ZtLhTXz2m_w
17秒辺りでロータスが何か落とすのですが(yuotubeは画質が悪いので影っぽく見えますがDVDだと確かに何か落としてました。けっこうでっかい何か)、予想すると撮影スタッフが自作したロータスのリアウイングなんじゃないかな?とか。他に落とすものが想像出来ない。
だから劇中のロータスヨーロッパには終始ウイングが無かったのかな?

今期の5分くらいのショートアニメ2016年10月08日 10時43分47秒

セガのハードたちが女体擬人化する3Dアニメ、『Hi☆sCoool! セハガール』が意外と面白かった。セガサターンとかメガドラとかセガハード好きにはオススメ
http://s.mxtv.jp/anime/shg_sega/

あと3Dアニメ『3ねんDぐみ ガラスの仮面』もくだらなくて面白かった。5分アニメで面白いものを見付けると得した気がする。
http://s.mxtv.jp/anime/glassmask_3d/

5分枠アニメなら、あとは大地 丙太郎監督の『信長の忍び』も期待大。
http://nobunaga-no-shinobi.com/index.html

河崎実監督のニコ生(田口成光さんゲスト回)2016年10月16日 19時34分00秒

昨日の10月15日は河崎実監督のニコ生、脚本家の田口成光さんゲスト回にガヤとして行ってきました。
田口成光さんは『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』のメインライターで、アニメだと『六神合体ゴッドマーズ』や『ニルスのふしぎな旅』の脚本も手がけている多才な人。
自分はみんなほど特撮スタッフに関心が無いので、田口さんのお名前は今回初めて知りましたが、携わった作品リストを見るにつけ「これ、お名前を知ってなきゃダメなレベルの方じゃん!」とちょっと反省。

ニコ生及び終了後の歓談での監督と田口さんのお話はとても興味深く、楽しかったです。
以下順不同で思い出せた内容を羅列してみます。
(※あくまで自分の記憶のみで書き出しているので、内容の正確さとか事実性とかはアテにしないでください。四方山話程度の受け止め方でお願いします。てか河崎監督のニコ生観てね。
http://ch.nicovideo.jp/minorukawasaki
タイムシフトとかでまだ観れるのかな? ←ニコ生のシステム知らない人)

田口「ウルトラマンAの変身シーンのミルククラウンは子宮からの誕生のイメージ」
田口「金城哲夫は今ではなんか神格化されているけど、そんなことはない普通の人だったよ」
田口「『ミラーマン』は金城哲夫の残した企画書はペラ2~3枚程度だったので、自分たちがそこからちゃんとした企画書を書いた」
田口「金城の『ミラーマン』は“鏡の中に映ったもう1人の自分”的なイメージ。無精髭を剃ろうとして鏡に映った自分を見ての着想だったようだ。それを自分らが企画書を構成する上で2次元人と3次元人のハーフということにした」

以下はニコ生後の話だったかな?
河崎「内山まもるの描くウルトラマンガの口のラインがいい。
あのタッチは天才! 
小学館の学習雑誌のマンガのシナリオは田口さんがやっているんですよね?」
田口「そう。内山くんは早くして亡くなられて残念。
『コロコロ』でやった氏のオリジナルのウルトラマン(『ザ・ウルトラマン』)は良かったよね」
河崎「内山まもるが『リトル巨人くん』を描いてて、野球マンガなのに長島とか王とかがまんまウルトラマンなんだよ! 足とか!
(内山氏が描くウルトラマンの人間体…モロボシ・ダンとか郷秀樹とか北斗星司とか東光太郎とかおおとり・ゲンとかの絵はそれぞれの役者さんの似顔絵ではなく内山キャラ絵という意味かと/野球のユニフォームの描き方がウルトラマンの体の模様の描き方と一緒という意味)」
と言う、よだれが垂れるようなやりとりを聞いて思わず
「内山氏の描くモロボシ・ダンなんて『ひょうたん』の田宮先生まんまですよね!」と会話に割って入りたかったのですが、河崎監督が『ひょうたん』を知ってるかわかんなかったので黙ってました。でも監督の内山まもる評価の高さに嬉しかったです。
今度監督と内山まもる話をしたいなぁ。
(私が幼少期に生まれて2番目に買ったマンガ単行本が内山まもるの『ひょうたん』なので。1番目は当然石川賢の『ゲッターロボ』ね)
また『ニルス』の話が出た時にココは自分の守備範囲だ!と、田口さんに
「ニルスって成長物語なくせに、意外とかなり最後の方まで改心せずにやんちゃなままでしたよね?」と話かけたら
「そうそう簡単にいい子にはならないからね(笑)」
と答えてもらえました。嬉しい!

あと、田口さんも帰られた後の単なる飲み会の場と化した時、電兄弟内で『アステカイザー』や『バトルホーク』の話になった時「石川賢のマンガ版は名作だから!! 特に『バトルホーク』!」と言いたかったけど、この集団はどっちかってーと特撮話をする集団なので、黙ってました。
私は子供の頃からテレビでやってる番組(アニメや特撮)以上の完成度を持つ原作マンガ(コミカライズでも可)の方に興味を持つタイプだったのですよ。
だからみんな石川賢読めよ!!

そんなこんなで、実は昨日は家を出る時から体調がイマイチだったのですが、飲み会の途中から段々と体調が悪化したため最後は隅っこの方でおとなしくしてました。
それでも楽しかったです!

追記:
今回の日記を書くのに検索かけてたら、何と『ひょうたん』が電書化してることを初めて知りました!!

ひょうたん5 Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B00W3CTIV0/ref=rdr_kindle_ext_tmb

これサンデーコミックス版の1~5巻の電書版みたいですね。
もし、ちゃんと単行本未収録分もさらに続けて刊行されるなら、電書嫌いの自分ですが、アカウント作って買うかも!!
と思えるくらいなので、ぜひともストーリーの最後まで刊行してください!!
お願いします!