越後湯沢に行ってきました(1日目)2015年05月27日 14時26分22秒

5月24日と25日の一泊二日で意味も無く越後湯沢に行って来ました。

今月中旬~下旬に予定されてた単発の仕事が「発売日が延期になりました」の一言で無くなってしまったので(延期されてもその本は発売されるけど、スケジュールが狂うとその仕事が受けられるとは限らないのですよ。とほほ)、奥さんの仕事のシフトの連休ともかみ合い、8日前に突然旅行に行くことに決定。
もー、とりあえず温泉宿でゆっくりぼーっとするだけでいいやー。ということで、深い理由も無く、行き先は越後湯沢に決定。
20代の頃に職場の友人たちとスキーに行ってた頃以来です。越後湯沢。
スキーシーズン以外では行くの初めて。

上越新幹線で行ったのですが、車両が2階建ての1階席。

新幹線って線路の脇に防音壁があるので1階席だと風景が壁で遮られるのですよ。
窓の外は延々と壁。旅情まるで無し。
速くて便利だけど、もう純粋に移動手段でしかないですよね。新幹線って。

正午ちょっと前に越後湯沢に着き、


駅ビルで昼食。
ランチにおかずバイキングをやってる店「こしひかり・丼ぶり屋 魚沼の畑」に入る。
https://www.tokky.jp/shop/index.php?scd=3&sid=194
車麩の煮物とか山菜のてんぷらとか、新潟の家庭的な料理のバイキングで美味かったです。


「CoCoLo湯沢」っていう駅ビルには「がんぎどおり」という土産品店、惣菜店、レストラン、観光案内所などが軒を連ねる区画と、日本酒をメインテーマにした商業施設「ぽんしゅ館」の区画があって、観光スポットの下調べもほぼ何もしないで来た自分らには、とりわけ何処にも行かずにここうろついているだけで十分じゃね?って思えるくらいお店が充実してました。


宿は「スポーリア湯沢」。
http://www.sporea.co.jp/
ネットでツアーの予約をする際にはホントは別の宿だったのだけど、空きが無いと言われてこちらの宿に。

感想を先に言えば、とても良いホテルでした。
駅から徒歩6分とあったので散歩がてらぷらぷらと歩いて行ったらチェックインの時に「連絡をもらえればお迎えに行ったのに」と言われてしまうくらい。
部屋は10階で、見晴らしがとても良かったです。

新幹線と在来線のホームが見下ろせるので鉄の人にはオススメですよ。
部屋のテーブルには何だか木製のパズルが置いてありまして、ちょっとヒマになるとこのパズルをやってる2日間でしたね(笑)。
んで、軽く仮眠。
ここんとこ何故か朝5時に起きる体内時計の人になってるので超寝不足なんですよ。
午前2時に寝ても朝5時に起きてしまうので。
ガチ寝すると夜寝れなくなるため、夕方には大浴場へ。
露天風呂とサウナもあるので全部制覇。
サウナの後に水風呂に入れたなら「ととのったー!」((C)タナカカツキ)が出来たかも知れないけど、残念ながら無かったので、締めに再び大浴場の湯船に入る。
大浴場と同じ最上階の展望ラウンジで奥さんを待ちつつ、風景をぼーっと眺めていると、あまりにもぼーっとしていたせいか、なんとなく「ととのった」感が!
が、風呂から上がって来た奥さんに声を掛けられ引き戻されてしまい「ととのった」感は儚くも霧消してしまいました。

夕飯はホテルのバイキング。
昼に続いてまたバイキング。
ちなみに次の日の朝もバイキングですよ。
バイキングだけど、料理がどれもちゃんとしてて、とても美味しかったです。

外れ無し。
山菜の天ぷらとか美味かったですねー。
肉も軟らかくてうまうまです。
夕食で特筆すべきは1000円の追加で地酒の日本酒の飲み比べが出来ること。
10数銘柄くらいあるリストの中から3種類を60mlずつ飲めるのです。
禁酒状態の自分としてはその量の少なさも丁度良かったので、何年振り?(3年振り?)くらいに日本酒解禁してしまいました!
だって新潟に来て地酒飲めないなんて、そんな理不尽な話あるわけないじゃないですか。ねぇ?
チョイスは純米大吟醸(山廃仕込)「久保田 碧寿」、純米吟醸酒「〆張鶴 純」、淡麗純米酒「魚沼」。

ふおおおおおー!
久保田の碧寿が呑める幸せ!!

私は日本酒で一番好きな銘柄が久保田なんですよ。
朝日酒造さん最高!!
駅ビルで久保田の紅寿を売ってたのを見て、禁酒してなきゃ買えたのにー!と地団駄踏んだ意趣返しが今ココで出来ました。
くー、碧寿旨めー!!
〆張の純も流石な感じで旨いし、敢えて価格が安いラインでチョイスした魚沼もスッキリでキリッっとした辛口の酒で旨かったです。
安いけど外さない酒を見つける喜び。
高くて旨いのは当たり前ですからねー。
久々に呑んだ酒全てが当たりで良かったー。
地酒最高!

ところで私の禁酒理由は初期~中期の脂肪肝で、3年間の禁酒でγ-GTP値はもう正常に戻ってるから、元々少しくらいの飲酒は大丈夫なんですよ(と自分では思ってる)。でも一応エコー検査でも白いトコが出なくなるくらい脂肪肝が治るまでは。と思っているので、また明日から禁酒再開です。
久保田の紅寿もお土産には買いません。

温泉入ってメシ食って酒呑んで寝不足で。ときたら、そりゃもう、その後は落ちるように寝ましたね。グッスリです。
1日目終わり。

越後湯沢に行ってきました(2日目)2015年05月27日 15時04分21秒

2日目。
朝5時起き病は治らずにまたも朝5時に目が覚める。
(途中何回か目が覚めるのは睡眠時無呼吸症候群だったりするのかなー?
ここんとこずっとそうなんだけど。)
が、昨晩は早く寝ているので、睡眠取れた充足度が高く満足。
大浴場が朝6時からのため、ベッドの中でゴロゴロと時間を潰し朝風呂へ。
朝食はバイキング。
バイキングでもココの料理はちゃんと美味いので嬉しいです。
またも車麩の煮物を食べましたよ。

(写真を撮るのを忘れてて食べかけ撮ってます、すみません。)
このホテルはチェックアウトが午前11時。
旅行に来てまであくせくしたくない自分らにとって、1時間でも長くホテルに居られるのはとてもありがたいです。
「スポーリア湯沢」は大きいホテルの様相なんだけど、なんか家庭的な温かさのある良いホテルでした。
チェックアウトの時間まで、部屋に置かれていたパズルをやる。


昨日は平行四辺形と矢印の2パターンしか出来ずにいたら、一夜明けたら何を閃いたか全パターンコンプリートしました。
すごいぞオレ。

チェックアウトすると今回の旅行で唯一予定していた観光スポット「アルプの里」へ行くためにロープウェイに向かう。
http://www.yuzawakogen.com/topics/933
ロープウェイ乗り場まではホテルの人に送迎してもらえましたよ。

「アルプの里」はぶっちゃけスキー場の冬季以外のグリーンシーズン営業というもの。
スキー場のイメージしかない所に冬季以外に来て、はたして面白いものなの?とは、旅行場所を越後湯沢に決めた瞬間から頭によぎっていたコトでしたが、良かったです。
「アルプの里」来て正解。
自分はとにかく景色のいい所でぼーっとするのが大好きなので、その主旨にぴったりと合う場所でした。

大型ロープウェイで登って行く所から先ずワクワクします。


5月末だとまだ残雪の箇所もあり、トレッキングコースとかアスレチックとか閉鎖されている施設も多かったのですが、そんなことがどうでもいいくらい、とにかく景色が良かったです。
天気が良くて気持ち良くて最高。
ほんともう最高。



スキー場になるような山なので、こちらの稜線から向こうに見える山の稜線までが近いんですね。で、その間に挟まれた谷との立体感が産む空間のダイナミズムが圧巻(滑り台が写っている1枚目の景色)。
で、振り返って湯沢方面を見下ろせばこちらは拓けた視界に広がる山々と湯沢の街並み。
「人がゴミつぶのようだ」状態の絶景です。

写真はヨーグルトのお酒を飲む私。
(初日の越後湯沢に着いた駅ビルで実は買っていて、持ち歩いてました)


絶景の中で呑む酒は最高ですね。
思わず電エースに変身してしまいそうですよ。
あれ? 禁酒は?

「アルプの里」の施設を巡回する無料バスはまだ季節が早くて運行していませんでしたが、目的が散策だったのでとりわけ問題無し。ロープウェイの山頂駅から植物園入り口まで歩いて10~15分くらいだし。ただ下り道ですが斜度はキツイです。

あやめ池も植物園のロックガーデンも、まだ花はほとんど咲いて無かったです。
残雪があるくらいだから、そりゃそうだ。

軽食「軽食ガレバハウス」
http://www.week.co.jp/gourmet/128726/
で、ここでしか売っていないという、青いケシのジェラートを食べる。


まさか青いケシが入っているのか!……と思ったら、あくまで青いケシの花をイメージしたフレーバーで、青いケシは入っていないそうです。
当たり前か(笑)。

ちらほらとしか咲いていない中で咲いてた花。

雪解けの山の水が透き通るように綺麗です。

あやめ池もまだ全然花は咲いてないですが、緑が芽吹いてきてさあこれから!という力強さを感じます。

ところであやめ池に浮いていたコレ、何ですかね?

ぱっと見気持ち悪いんですけど。
オオサンショウウオの卵とか言ってる別のお客さんの声が横から聞こえましたがホント?
知ってる人が居ましたら教えてくださいませませ。

あやめ池の辺りが「アルプの里」の中では一番の低地なので、リフトに乗り高地へ。

展望レストラン「エーデルワイス」で昼食。

なんかこの旅行は揚げ物ばっか食ってる気がする。
私がスキーをし始めた20数年前のスキーブームの頃にスキー場のメシが一気に美味くなって行きましたが、ここもちゃんとその流れを維持しているようで、トンカツ美味かったです。
てか、記憶が古い上に雪山の印象しかないため上手くイメージが重ならないのですが、ココ、かつて来てるような気がするんだよなぁ。
つまりは「湯沢高原スキー場」を滑ってるかどうか?ってコトなんですが、
コースが狭いからという話でココでは滑らずガーラの方へ即移動してたような気もするし。
スキーはよく行く人の尻馬に乗って連れてってもらってた感じだったので、地理関係やコース関係をまったく理解しないままだったんですよね。
ひどい時には自分がどこに居るんだか、長野に居るんだか新潟にいるんだか分からず滑ってたこともあったくらいなので。

とまぁ、山に登ってその辺りをぶらぶらと歩いていただけの「アルプの里」でしたが、楽しかったです。

疲れて寝てる人。

新緑の季節は生命の息吹を感じられてイイですね。
癒されると同時に力をもらえます。

ロープウェイで麓まで降り、駅まで散歩がてら歩く。
駅前の土産物屋の顔出しパネルを見つけると、吸い込まれるように顔を出す人が居ますよ。

駅に戻り土産物を物色してる中で見つけたわらびの塩漬け。

帰って来てから食べたら絶品でした。

駅ビル内「ぽんしゅ館」の地酒飲み比べ試飲コーナーの入り口。

あああ、禁酒してなければ入っていたのにー。


新幹線使った旅行の帰りは駅弁を東京駅で買って帰るのが定番。
家で駅弁を食べると、まだ旅行中の気分に浸れるのでオススメです。

え?青森じゃなくて新潟の弁当買えよって?
午後7時ではもう売って無かったんですよ~。

本当に何も決めずに行った旅行の割にはとても楽しかったです。
金額も旅費&宿代含めて一人2万5千円未満で収まったし。