5月30日『永井豪×石川賢 ゲッターロボ40周年記念原画展』2015年06月02日 12時48分18秒

5月30日、青山GoFaで開催された『永井豪×石川賢 ゲッターロボ40周年記念原画展』に行ってきました。

いやぁ、もう食い入るように観てきましたよ!

眼福!!

初代『ゲッターロボ』の原画から最終作になってしまった『ゲッターロボアーク』の原画まで、石川賢先生の魂のこもった原画の数々が拝見できました!!

自分はカラーだと大都社の全5巻版『ゲッターロボ』のカバーイラスト辺り、モノクロだと『ゲッターロボ號』辺りのタッチが大好きなのですが、その辺りの原画も網羅されていて感激!

が、それ以上に初代『ゲッターロボ』の初合体シーンの原画が観れて感涙ですよ!!

ああ、私の石川賢好きはココから始まったのかと思うと、それはもう感無量。

40年前の原稿なので、今の時代のマンガに比べたら稚拙で荒いように思うかも知れませんが、そんなことは全然なく、ペン画原稿のタッチの綺麗さと迫力と言ったら、筆舌に尽くしがたいものが!

原寸の原稿で観ると構図の取り方とか、縮小印刷された単行本で見るのとはまた違った発見もあって、格別でした。

いやぁ、行って良かったです。


贅沢を言えば、個人的には、石川賢先生の原画で一番見たいのは『5000光年の虎』等の『虚無戦記』で描かれるラ・グース誕生から戦史年表の辺りなのですよね。

テクニック的に想像はつくんだけど、実際はどうやってるんだろ、コレ?と確認したい表現がいくつかあるんですよ。

ラ・グースが歪んでズレてるトコとか。

今度は『虚無戦記』原画展やってくれないかなぁ。


写真は原画展ポスターとゲッターラテと会場で購入したポストカード。



貧乏人は3万以上もするサイン入りポスターは買えないので、1500円のポストカードでお茶をにごすのです。

とか卑下してますが、買った理由は絵のチョイスがなかなか良かったからですよ。

ゲッターラテはその後オフ会に流れた人たちが買ってたもの。

私は買ってないので横から撮らせてもらいました。


で、その後20人ほどでオフ会に流れたのですが、ここでも色々な話が聞けて楽しかったです。

皆さん色々なことにお詳しくてすごいですね。

私はオタクとして全然まだまだですよ。うなずいて聞いているのが関の山です。


とはいえダイナミック系とは全然関係無いところで、背中の方から「斉藤浩子さんという……」とかいう話が聞こえてきて、何その『電エースタロウ』で聞いたコトある話は!? とか、1年半前に『電エース』に参加して以降知ったキーワードがたまに飛び交っていて不思議でした。

てか、こんなトコでも繋がって来るなんて、よくわからないけどスゴイぞ『電エース』。

『少女マニエリスム』2015年06月23日 14時34分13秒

昨日、奥さんの仕事帰りに合流して、
銀座の画廊「スパンアートギャラリー」に
『少女マニエリスム』というテーマの展示会を観に行きました。
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少女マニエリスム

イヂチアキコ 駕籠真太郎 加藤美紀 寒河江智果
さちこ 蚩尤 高橋葉介 槻城ゆう子
永野のりこ 横田沙夜 THORES柴本 Zihling

2015年 6月16日(火)~6月27日(土)

11:00~19:00(最終日17:00まで) 日曜休廊

http://www.span-art.co.jp/exhibition/201505mannerism.html



※写真は上記サイトの該当ページを一部キャプチャして引用させていただいています。
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ココ以前、高橋葉介先生のサイン会やったトコで、画廊なので入場無料ということもあり、行ってみました。
高橋葉介先生と永野のりこ先生の原画鑑賞目的で。
永野のりこ先生の原画は参考出展以外の3点は既に売約済みのシールが。
高橋葉介先生の原画は“腸詰め工場の少女(部分)”は売約済みだったけど、“少女蟲”はまだ買い手がつかず6万円くらいで売ってた。
てかそうか、ココって画廊だから高橋葉介先生の生原画が買えるんだ!?
なんかスゲー!
絵としては“腸詰め工場の少女(部分)”の方が好きだったので、売約済みでなければ買ってたかも?(すみません貧乏人なので無理です)
“人外な彼女”の直筆サイン入りジグレなら1万ちょっとくらいだったから、ホントに買うならこっちの方がまだ現実的ですかね。
奥さんは寒河江智果さんのポストカード買ってました(多分)。

台湾の「女子高生制服絵師」として有名なイラストレーターの蚩尤さんの絵はジグレしかなかったのがちょっと残念でした。
原画が見たかったです。

古本その12015年06月25日 06時03分23秒

月曜日、銀座の画廊に行ったあと買い物があったので新宿に寄ったら、西口地下のイベントスペースで古本市がやってまして。
ウチら夫婦は古本屋を見つけると入ってしまう習性があるので、吸い込まれるように寄りました。
で、本は買わなかったんですが、ウチの奥さん、声優バンド「スラップスティック」のLPレコードを売っているのを見つけまして、速攻で買ってました。
400円。
アマゾンの中古でCDBOXが15万円くらいまで値上がりした後、在庫切れになってる現在、LP1枚が400円ってのはかなりお値打ちなのでは?
中にポスターも入っていたこともあり本人は満足しているようなのですが、ひとつ問題が。
ウチにはレコードプレイヤーが無いので聴けないのですよ。
どなたかレコードプレイヤーをお持ちの方、居ませんかねぇ?
てか再販CD企画目白押しのタワーレコードさんには是非その企画の中に「スラップスティック」も加えていただき、再販してもらいたいものです。

古本その22015年06月25日 06時46分43秒

んで次の日の火曜。
奥さんと適当に散歩してしたら、ウチから歩いて3〜40分のトコにある古本屋にたまたま辿り着いたので、入る。
で、コレを買いました。
コンビニコミックは買うと(所有スペース的に)とんでもないコトになるのでほぼ無視してるのですが、こんなの出てたんですね。
池原しげと『伝説巨人イデオン 劇場版』。
児童向けコミカライズはどうしてもストーリーがチープになりますが、池原先生のそれは原作アニメにかなり忠実で手堅いんですよ。
過去にリアルタイムで池原しげと『聖戦士ダンバイン』のボンボンKCを買っています私。
はっきりと好きになったのは「冒険王」で連載してた『SF西遊記スタージンガー』のコミカライズからかな?(いや?『超人戦隊バラタック』の頃は既に好きだったか)
今考えてみるとほとんど手塚タッチな池原絵で描かれる松本キャラってなんか凄いですよね。
池原タッチは手塚絵に比べ洗練された感じに思えて、子供の当時はより好きでした。
石森絵の仮面ライダーに比べてすがやみつる絵のライダーの方が子供の当時はカッコ良く思えた。という感覚に近いんですが、わかってもらえないですよね。
池原先生が描くオーロラ姫やメグちゃん、好きだったなぁ。
『グレンダイザー』のグレース・マリア・フリード好きとしては、池原絵のマリアは見たかったかも!とか、今ふと思いました。
(池原先生は『グレンダイザー』のコミカライズはしてなかった……ハズ)
wiki見たら虫プロ時代に富野監督と縁があるようで、富野アニメのコミカライズもただ仕事として回ってきただけではない、それ以上の何かが感じられるところもロマンですね。

もうひとつは永井豪怪奇短編集の『鬼』。
久し振りに読んだけど『鬼』はやっぱ名作ですね。
収録作は他に『白い世界の怪物』と『邪神戦記』。
『邪神戦記』は『手天童子』の原型短編。
なので『鬼』と『邪神戦記』が入っていたので買いました。
このセットはかなりお得ですね。
この本「怪奇」短編集とか謳ってるけど全然怖くないです。
サスペンス系の怖さですかね。
てか『鬼』はSFだろ。
『白い世界の怪物』は、この本には収録されていませんが『ススムちゃん大ショック』の後に読むとさらにショックを受ける名作。
私は当時その順番で読んでショックを受けました(笑)。

『アウターマン』の特別先行上映会に行って来ました!2015年06月27日 12時18分09秒

昨日は河崎実監督の新作映画『アウターマン』の特別先行上映会に行って来ました!


いやぁ、面白かったです!

こう言ってしまうとアレですが、ぶっちゃけ河崎監督作品ってスゲーくだらなくて面白いんだけど、反面あまりにチープ過ぎて「金返せ!」って思うこともしばしばあるかと思うんですよね。

それがですよ。

今回、なんと「ちゃんとしてる」んです。

こんなにちゃんとしてる河崎作品っていつ以来?

だって無意味に尺ばかり取る、カラオケ映像(『ズラ刑事』)とかアイドルプロモ映像(『P9』)とかよくわからない微妙な壇蜜の踊り(『未亡人』)とか、入って来ないんですよ?(笑)

編集もキッチリしていて無駄な尺が意外と無くテンポ良く観れます。

映画でよくある「タレる時間帯」がありそうで無い仕上がり。

最後まで飽きずにちゃんと観れます。

河崎監督、さすが実力あるわー。

制作費の安さ(『電エース』よりは遙かに高いだろうけど、普通の特撮映画にすれば遙かに安かろうとは想像出来ます)や撮影日程の短さや、諸々のことを計算しつくしてこの仕上がりを組める河崎監督の職人としての実力を思い知らされました。

『アウターマン』は掛け値無しで、本当に皆さんにオススメ出来ます。

本上映は冬(多分12月?)だと思うので、その時にはぜひ観てください!

私もエキストラで1カット(背中だけならもう1カット)出てますから。

てかウチの奥さんの方がスゲーいっぱい映ってて超くやしいです。

ただ、『アウターマン』は「ちゃんとしてる」分だけ「スゲーくだらねーwww」度が低いのがなんていうか二律背反なんですよね。

もったいない。


特別先行上映会は河崎監督と主演の塩谷瞬さん戸塚純貴さんGeroさんの壇上あいさつとか、アウターマンとシルビー星人のちょっとしたアトラクションもあって、楽しかったです。

↓塩谷瞬さんのツイッター

https://twitter.com/SHUNSHIOYA/status/614490419422822401



↑写真のアウターマンとシルビー星人のスタンドポップの間には河崎監督のお姿が!

絶妙の1枚。


↑入場者特典ブックレットとチケット。電兄弟は関係者なので関係者口から無料で入場したのですが、そのアナウンスを聞く前にチケットを買ってしまっていたため、もぎられていないチケットがまだ手元にあります。


そして、日曜日にお暇な皆さんへ告知です!!

私も電十四郎として出演してます映画『電エース下関』を渋谷に観に来ませんか!!

電エース27周年記念大会&「電エース下関」完成披露イベント
 日時:6月28日()開場18時30分 開演19時
 場所:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
 http://sort.eplus.jp/sys/T1U21P0421501641
 チケット:前売り2500円 当日3000円 
 イープラスで発売中
 http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002157629P0030001

来場者全員に河崎監督が書いた新刊単行本『私はいかにして30年、一度も自腹を切らずに『電エース』をつくり続けられたのか』と記念グッズももれなくプレゼント。

です!!

ちなみに『私はいかにして30年、一度も自腹を切らずに『電エース』をつくり続けられたのか』本には私のインタビューも載っています(本当)。

ぜひ、ミニ着てね。



『電エース下関』上映会イベントに行ってきました2015年06月30日 20時16分06秒


28日の日曜、『電エース下関』上映会イベントに行ってきました!
いやぁ、めちゃくちゃ面白かったです!!


事前に、河崎監督のご結婚祝いを「電兄弟一同」で渡そうという話になっていたので早めに行こうと思ったけど、仕事とかあって結局ギリギリに。
寄せ書きとかも描きました。
「中央にスペース空いたから電エース描いて」と兄弟に無茶振りをされるもB子さんが電エースの写真を見せてくれ、何とか模写してお茶を濁せましたよ。
デザイナーはイラスト描くのが本業じゃないんです。
上映前から冷や汗かきました。

私は今回3万円コースだったので、受付をすると
●『電エース下関』DVD
●主演の電三十二郎役、YUMA(SHARE LOCK HOMES)さんのサイン入りブロマイド
●電エースアクリルチャーム
●河崎実監督の著作本『私はいかにして30年、一度も自腹を切らずに『電エース』をつくり続けられたのか』
をもらえました。

以上は出資額3万円(電兄弟割引きで2万円)の中に入ってるので、当然入場料含めて今回はタダです。
てか、グッズにアクリルチャームなんてシャレたもの作っててびっくり。
電エースなのに、なんかイマドキな感じ。

上映前にトークショー。
司会はお笑いコンビ「ルネ」の岩田サトシさん。
河崎監督とYUMAさんとマラー役のグ・スーヨンさんとテルゾー役の佐藤輝さんが壇上に。



私は全然知らなかったのですが、YUMAさんと佐藤さんってプライベートでも仲いいんですね。
司会の岩田さんはマイクが足りずに監督に渡してしまったこともあり、司会なのに所在なさげで少しかわいそうでした。

そして『電エース下関』上映!
前作主人公の三十郎の金本さんは役者としての演舞での質の高いアクションを見せてくれましたが、三十二郎のYUMAさんはダンスパフォーマーとしての身体能力とセンスでアクションを魅せてくれます。
旋風脚のごとき回し蹴りは高さもあって美麗!
今作も『電エース』、アクション映画として完成度高すぎです。
このままでは『電エース』がアクション映画シリーズになってしまいますよ?
……完成度高いと心配される『電エース』って何?
とかまぁそんな心配をすることもなく、相変わらず大爆笑するトンチキな低予算B級作品に仕上がってました。
いやぁ、もう最低に最高。

で、私の出演シーンもちゃんと笑いを取れたので一安心。
あれをちゃんと笑いを取れるシーンに作り上げる監督はさすがだなぁ。
ちなみに今回もまた変身しますよ!
今回電エースは2体しか登場しないので、変身するのは主役のYUMAさんと私たち(←?)だけなのですよ。
貴重です。

上映終了後に再びトークショー。
今度は監督とYUMAさんと電次郎役の加藤礼次朗先生とスーツアクターの破李拳竜さん。


劇中での「貧乏時代に食べるものが無くて蝉を食べた」というセリフはYUMAさんの実体験から出たものとか、破李拳竜さんの鮮血事件とか、興味深い話が飛び交いましたよ。
(あとで家に帰って『私はいかにして30年、一度も自腹を切らずに『電エース』をつくり続けられたのか』を読んだらこのトークショーで語られたネタが丸々掲載されてました。上映会行けずに地団駄踏んでいる人はこの本をぜひ!)
と、突然本編の悪役「テルゾー」が登場!
佐藤輝さんが後半登壇してなかったのはこーゆーコトだったのかー!
芸が細かいです。電エースのイベントのクセに(笑)。
電エース(下関ver.)も登場し、簡単なアトラクションが。
まぁイイ感じにグダグダでした。
トークショーの時から客席の幼児の声とか会場に響いてたし。

そしてジャンケン大会。これが超盛り上がりました。
最初に勝ち抜いたのはトーク中に騒いでいた幼児のお父さん。
景品を受け取るために子供を連れて登壇すると、河崎監督は
「お、さっき泣いていた子供だ」とか言ってましたが、え? 気付かないんですか!?
その子は電姉妹のI子ちゃんですってば!!
そう、この会場には『母さん助けて電エース』で赤ちゃんだったE子ちゃんとI子ちゃんも来ていたのですよ!!
すげー、あんなに大きくなってるー!!
実は前出の寄せ書きにもI子ちゃん、ちゃんと寄せ書きしてるんですよ。
ぐるぐるとした判読不能の落書きでしたが(笑)。
いやー、E子ちゃんとI子ちゃんに会えただけでもこの上映会に来た意味ありました。
大きくなった姿が見れて、スゲー嬉しかったです。
ジャンケン大会やビンコ等で一度も勝ったためしのなかった私も、今回ラッキーなことに勝てまして。
『イコちゃんパーフェクトブック』をもらいました。レアです。

最後に会場に居る素人の電兄弟たちが呼ばれ、壇上に。
役名と名前を言っただけですが、まさか映画の舞台挨拶をする人生が来ようとは!!
我ながらびっくりです。
兄弟の代表が監督に結婚祝いと花を渡して幕。
いやぁ、楽しい1日でした。

退出の人波でごった返す中、『母さん助けて』でクイーンブツダー役を演じたサン・ジュナさんを見つけ挨拶をしているとそこにI子ちゃんとE子ちゃんが。
二人とも人見知りなのか「知らないお姉さん」にはあまり近づきたがらず、サン・ジュナさんに「あの時(『母さん助けて』の赤ちゃんの頃)の方が懐かれてたかも」と寂しそうにされてしまいました。ちょっと残念。

余談ですが、I子ちゃんとE子ちゃんが来場していたのは、プロデューサーの関谷さんが腐心してくれたからとのこと。
とても良い演出でした。本当にありがとうございます。
こういう心遣いが、何だか怪しいクラウドファンディングなのに、毎回「お金払って良かったな」と思わせてくれる『電エース』企画の素晴らしい所です。

で、その後は集まれる素人電兄弟で近くの飲み屋で宴会。
いやぁ、電兄弟、仲いいですわー!
宴会もめっちゃ楽しかったです。
あなたも3万円払って電兄弟になりましょう!