●震災に絡むココ2週間の自分まとめ(その3)2011年03月18日 16時32分04秒

11日(金)続きその2。

午後7時、ウチの電話が鳴る。
あわてて出たら奥さんだった。
(※奥さんは公衆電話から掛けて来ました。
災害時に一番繋がり易いのは、実は公衆電話→家電話なのです。
覚えておくと便利)
とりあえず安堵しつつも「食料を確保して会社に戻って、会社で泊まるように」と指示。
この時点で電車の11日内復旧は皆無と報じられていたので、もう帰って来ない方が賢明。
ライフラインが寸断されたワケで無く、単に電車や交通機関の運休で帰宅が出来ない今回みたいな場合は、変に帰ろうとするより会社に泊まる方が絶対にいいと思うんですよ。
同じように帰れない仲間もいるだろうから顔見知りが居て心強いだろうし、上手くすれば会社の非常時の備えもアテに出来るし。
連絡もついて動向も確認出来て一安心したオレは、とりあえずメシを食い、余震が続く中、朝まで仕事をしたのだった。

12日(土)
朝になると電車も動いたので、早々に奥さんが帰って来た。
会社で毛布を貸してもらったとは言え、床にごろ寝では熟睡出来なかったらしい。
うーむ。それでは編集部の床部は勤まりませんぞ(笑)。
(朝夜関係無い編集部では床寝が普通で、さらには何日も家に帰らない人達の事を「床部」と言うらしい)
何はともあれご苦労さまでした。無事で何より。
昨日の様子をうかがうと、地震のあった後、会社のみんなで避難。そしてその避難先からさらに日比谷公園に避難。でも終業時間前よりかなり前にはもう会社に戻っていて、仕事も再開してたとのこと。
一番気になった、終業後の午後6時以降に会社を出てからの事を聞くと、なんと「美容院で髪切ってた」そうな。
や、そーいえば確かに金曜日の朝「美容院行くから帰り遅くなる」と言って出てった気はするが。
何でも店に行ったら地震騒ぎで閉店してたのだが、まだ電気とか点いてたから「予約してある者ですけど」と声を掛けたら「せっかくだから」とやってくれたそうな。
なんというかまぁ、随分と落ち着いていますねアナタ。心配してソンした(笑)。
で、オレも朝まで仕事してたし、奥さんも睡眠不足と言うので二人して朝から寝る。
当然、昼過ぎに起きてから仕事。

13日(日)
オレはもう順調に体内時計が狂い始めて、昼寝て夕方起きる生活。
ある意味それが日常(笑)。
夕飯のおかずを近所のスーパーに買いに行くと、棚がガラガラ。
インスタントラーメンやお菓子、野菜等が全て無い。
地震のパニックで買い占めが起きた模様。
えー? ウチの近所なんて全然大した被害なんか無いハズじゃん。
余震は確かにまだあるけど、メインより大きい余震なんか無いってば。
何を不安にかられているんだか?
コレだから地震慣れしてない地域の人達は。
仕方ないので何故かいっぱい売れ残っていた鰻の蒲焼き1パック380円を2つ買う。
震災後なのに鰻の蒲焼きを一気呵成に食べられる幸せ。
(『モーニング』でやってる鰻マンガが好きなんです)
そんな地域で物資が不足するとは到底思えないので、ウチでは踊らされずにこれからもその日の分しか買わない事にする。
まぁ、1週間もすればみんなもう買い締めるのに飽きて、元に戻るでしょ。
と思ってたら、輪番停電の告知のニュース。
そっちの方が困るじゃん!
グループ分けとか停電時間とか調べてみるも、ウチの地域は町でもさらに区分されるらしく、しかも記入ミスか何か知らんがウチの町名が明記されて無いときた。
コレはもう輪番停電じゃ無くて、全部の時間が停電で、点いたらラッキー。って考えるしか無いんじゃね?
と開き直ってみれば、なんだ、逆に言えば深夜は絶対停電しないのね。
深夜働いてるオレには被害少ないじゃん。と半分だけあきらめる。
そうこうしてる間に編集の進行さんと連絡が取れ
「ぶっちゃけ、本が出るかどうかわからない状況(製本出来ても配送が、それ以前に印刷工場が茨城にあるらしいので製本自体出来るかどうか)なので、無理に締め切り守ると言うより成り行きで進めておくという感じでいいですよ」と言われる。
が、本って意外にそんなに簡単に出なくなるものでも無いって事は知ってるので(その逆に、結構簡単に出なくなったりもするんですが(笑))、その話は聞き流して、粛々と作業を進める事に。
普通のスケジュールで考えたら、ノロウイルスで出足からコケてる上に、地震からこの3日間で結構取り返しのつかないタイムロスをしてるのは事実だから。
そして、輪番停電のスタート時刻の朝6時に仕事を終了。
ウチの地域、停電は、結局しませんでした。

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