●上々颱風花園神社ライブ2006年08月14日 01時04分03秒

土曜は上々颱風の花園神社ライブに行って来ました。

月の上旬のこの時期、本来仕事を抜け出すのはなかなか厳しいモノがあるんですが、今月は少しばかり仕事量が少ないタメ、抜け出すコトが出来ました。
仕事が少なくヒマがあるのは嬉しいですが、そーすると今度は遊びに出るタメのお金が少なくなってしまうので痛し痒しです。
人生って上手く行きませんね。

とはいえライブに行くタメには月曜朝までに片づけなければならない仕事があり、ソレを何とかキリの良いトコまでを土曜昼正午までかかって言い訳出来るレベルにまで仕上げ、4時間程寝てから仕事の打ち合わせを済ませた後、ライブ会場へ向かいました。
結構ハードスケジュール。
なんだかその寝てた4時間の間に雷雨があったみたいで(オレは寝てたの知らない)、雨天決行の屋外ライブなタメ雨合羽を用意して行ったのですが、逆に雷雨が昼間にあったことが良かったのか夕方からのライブではピーカンとなり絶好のライブ日和に。
いつも一緒に行ってる友達は
「(上々の屋外ライブは何かと雨に祟られるものだが)今日のサポートメンバーのパーカッションの人が、実は晴れ男なんじゃね?」とか言ってました。
上々は雨のライブが多いです。
やっぱ「颱風」って名前が悪いんすかね。

神社の境内でやるこのライブ、毎年夏にやり続けて早16年目。(17年?まぁ、そんくらい。)
行ける時はなるべく行こうとしてるので、10回くらいは行ってるんじゃなかろうか?
なので今更どーこー語る話はありません。
「上々」の持ち味はこういう小さい屋外ライブでこそ発揮されるという極めて儲からない損なバンドなワケだ。
音楽の質こそべらぼうに高いが、基本スタンスが「祭囃子の楽隊と踊り子との一座」みたいなモノであるから、行って楽しい見て楽しい逆に行かなきゃわからない。
分析とか解説無用。
(一般の)夏祭りの楽しさを解説してその楽しさを人に伝えても意味が無いように、「上々」のライブを解説しても意味がありません。

天気が良くて良かったね。
とても楽しかったです。
以上。

これこそが最大級の賛辞。

来年もまたきっと花園ライブはあるでしょうから、行けるといいな〜。
(去年は行けなかったんだよな〜)


ライブ後にそこら辺のジンギスカン屋でメシ食ったんですが、ココのジンギスカンはイマイチでした。店員の接客もイマイチだったし。
いつぞや書いた小岩のモンゴル料理屋の方が美味かったです。
メインのジンギスカンより、むしろ添え物系のちょっとした物の方が美味しく、塩ダレの生キャベツとかは良かったです。
ところでたしか「めどん」とか言ったと思うんですが、ご飯茶碗に白いご飯とダシの効いたタレが掛かりその上に半熟の焼き玉子(温泉玉子だっけかな?それだと焼いてませんね?でもそんな感じ)がのっかってるのをグチャグチャに混ぜて食べるってー物。
言わば一味違った玉子掛けごはん?
コレがダシが美味しくてなかなか良かったです。
んで、北海道は北見の名物らしいんですが、本当?
北海道の方、ぜひホントかどうか教えてください。

と言った感じで日曜はさっきまで寝てしまってました。
体力がありません。
さて、これから朝までにちゃんと仕事を仕上げねば。

ゼノサーガ エピソードIII クリア2006年08月14日 09時25分02秒

『ゼノIII』クリアしました。
というコトで、クリアした感想。

「ツァラトストラ」の永遠の連環って、要は『うる星やつら・ビューティフルドリーマー』ってコトでよいですか?
『ビューティフルドリーマー』では「学祭前の準備期間である至福の1週間が永遠に繰り返すコトこそ理想郷」だったワケで、『ゼノサーガ』では「種としての人類が誕生し破滅する直前までの永遠の繰り返し」なワケですから。
今更『ビューティフルドリーマー』やられてもな〜。
ところで、太古の昔に神に約束されたフェイルセイフによる「宇宙の崩壊」って、この『ゼノIII』の終盤で起こったグノーシスの大襲来ってコトなんすか?
それともまだこれから先に起こるであろう別の何か?
後者の場合なら、結局「宇宙の崩壊」っていったい何なんですかね?
宇宙誕生のビッグバンの対になる宇宙縮小現象のコト?
それならば、もっとず〜っと先だよな〜。
そもそもこの物語世界におけるその「フェイルセイフを仕掛けた神」って何? 造物主?
あんだけわかったような口を利いてるんだから、ヴィルヘルムさん(ベクターのCEOの人)は神が何たるモノなのか、わかってるんでしょうが、ゲームしてたオレには伝わって来ませんでした。
また「語っていないダケの謎」なんでしょうか?
とりあえず、その「永遠の連環」を打破したシオン達なワケですが、結局その力が「未来への希望」ってのは展開として、かなり安っぽかったです。
この主人公達に影響を受けてようやく悟りを啓くって、何千年間もケイオスは何やってたんでしょうか?
そんなにそれまでに出会った人間はダメ人間ばっかだったんすかね?(笑)
何千年も。

あと、『エヴァ』(エヴァンゲリオン)っぽいと言われ続けたこのシリーズ(特に『ゼノギアス』)、実はオレには『ギアス』『ゼノI』『ゼノII』とプレイして来て(『ギアス』はラストダンジョンでプレイが止まってますが。そう言えば。)たいして『エヴァ』っぽいと感じずにココまで来てたんですが、『ゼノIII』の最後の最後で「うわっ。『エヴァ』っぽい。」と思ってしまいました。
やっぱ哲学的なコトやろうとすると『エヴァ』っぽくなっちゃうんすかね?
別の切り口はあると思うんだケドな。

一番なんだコレ? って思ったのは、シオンってあんな「いつも孤独感にさいなまれている人」でしたっけ?
『ゼノI』『ゼノII』とプレイして来て、全然まったくそんな風には見えなかったんですけど。
いつも仲間が一緒に居たし。
仮にそういう設定が初めからあったとして、ソレが見る側(プレイする側)に伝わってなければ無いも一緒。
お話は作品が全てなので三部作と謳っている以上『ゼノI』『ゼノII』『ゼノIII』の作品中で語らなければ意味がありません。
(外伝とかで語られててもそれは不可。だとしてもちゃんと本編の中であらためて語らないと。)
なので過去のミルチアでトラウマ刺激されてヤな女になってしまうトコとか、やたらケビン先輩に傾倒してしまうトコとか、全然感情移入出来ませんでした。
だったら「アレン君からの好意に対しての朴念仁っぷり」は、実は「他人に対して心に壁を作ってるコトの裏返し」的な演出を細かく何度もちりばめておくとか、『ゼノI』からやりようがあったハズでしょ? と思えてなりません。
いきなり『エピIII』でそんなコト、言い出されてもねぇ。
さらに言えば、何でジン達がケビン先輩の元へ行こうとするシオンを必要以上に止めようとするかもわからなかった。
「ケビン達が目的としてる『永遠の連環』は間違っている!」と言うのなら、そう言って止めないと。
ソレをこのシーン自体ではまだ「永遠の連環」の正体(てか、ケビン達の目的)はストーリー的に謎になってるタメ、引き止めるジン兄さん達もただ「ヤツラは間違っているからヤツラの元に行かせるコトは出来ない。」としか言えず、そんな子供でも納得出来ないような理屈でイイ大人が考え方を変えられると思える方がどう考えてもおかしいでしょ。
(もしかしたらジンはケビン達の目的のコトを知っていたのかも知れないが、ストーリー上の「謎」なのでキャラの立場からは語るコトが出来ない。)
お前ら本気で引き止める気あるのか!?
プレイヤーが納得出来ないくらいなので、シオンが納得出来るワケ無いじゃん。
……逆か?(笑)
要は演出論の問題なワケですよ。
プレイヤーに伝わらない演出は演出ではありません。

そういえば「シオンは敵側に1度は寝返るべき。」と以前の日記に書きましたが、寝返りましたね。
一瞬ダケ(1戦闘ダケ)でしたけど。
ホントはもっと長いエピソードに絡めてやりたかったんでしょうね〜。
でもパーティからの長期離脱がRPGという「『ゼノサーガ』的なゲームシステム上」ソレを許さなかったんでしょう。
シナリオ書いた人は「シオンが敵に回る」を絶対にちゃんとやりたかったに違いない。
なので、ゲームシステムに振り回されずにシナリオを優先させたゲームシステムをソコだけでも用意するべきだったんじゃなかろうか。
(そういう意味では「死んだキャラの能力を引き継いだキャラを登場させる」という発想をした『FFIV』(だっけ?)は凄かった。)

シーン的にはアレン君が最後に漢を魅せるトコとか、ジンの死に様とかグッと来るトコもありました。
(とはいえジンが「死にたがり」な理由がこれまたイマイチ良くわからないんですが。)
なので、なんつーか、色々未消化過ぎてもったいないです。
三部作もかけてるのに。
わかんないトコはわかんないみたいだよー。と放置したままサクサクとお話進めるのが吉かと。
三部作といえど、どっちかってーと「映画の三部作」に近く、『ゼノサーガ』でやりたいコトをホントに全部やろうとしたら、「テレビの1年かけた連続ドラマで1年1部の3年かけた三部作」くらいのボリュームが必要かと。
そんなゲームでした。
結論を言うと、お話の風呂敷を広げすぎ。なゲームですかね。
編集の人に「もっとお話を整理しろ。」って言われなかったんすかね?(笑)
新人マンガ家がおちいりやすい罠です。