7月20日『電エースタロウ』の撮影に行って来ました!2014年07月21日 15時15分58秒

河崎実監督最新作『電エースタロウ』の撮影に行って来ました!
前作『母さん助けて電エース』では電兄弟の役名をもらえるからと3万円コースのクラウドファンディングでの応募だったのですが、さすがにお金が続かないので、今回はエキストラコースの4千円払っての参加です。
とはいえその4千円の中には作品DVD贈呈分も含まれているので、3000円のセルDVD購入額に千円プラスするだけでエキストラとして映像に映るしクレジットにも名前載るし。と考えればそれほど高い出費でも無いのではないかと。
まぁ本来エキストラってーのは作り手側が「金払えないけど人集めたい」ってーのがスジなので、逆なんですがね(笑)。
そこは河崎実監督作品への制作費のカンパってコトで。

『電エースタロウ』の公式関係で一番詳しい情報は、ちょっと古いけど
『バトルニュース』というサイトの
「河崎実監督最新作『電エースタロウ』にアイスリボンが全面協力!ヒロイン役を藤本、そのライバル役を世羅が演じることに」のページ辺りでしょうか。
http://battle-news.com/index.php?QBlog-20140605-2&utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

撮影に関して詳しいコトは書けませんが(というか、今回はエキストラなんで詳しい情報や裏話はまったく無いですが)、上記のページに書かれている範疇で、現場での感想なんかを。

今回の『電エースタロウ』ちょっとスゴイです。
何がスゴイかって、
『電エース』のくせに何とちゃんとしてるんです!!
コレじゃぁ普通のガチな映画じゃないですか!!!

前作の『母さん助けて電エース』は学生の自主制作映画的和気あいあい感の中、素人もプロのスタッフもみんなで楽しんで作ってる感じがしてとても楽しかったのですが、今回の『電エースタロウ』の現場はガチな映画制作の空気感に包まれていて、凄く興味深かったです。
とにかく照明さんの怒声が怖い。
や、正確には怒声ではなく大声なんですが、現場ではモニター見ながら仕切る照明さんと実際に配置する照明さんの距離が離れているので、大声でないと指示が届かないんですよね。
だから大声を張り上げて指示するんですが、そんな現場に素人が遊び半分で参加してると自分が怒られてるような気がしてしまって、
何だかビビっちゃうのですよ。
ううっ。緊張感のある撮影現場怖えぇ〜。

エキストラはプロレスを観に来た観客ということなので、客席に座っていればいいか。という程度に思ってたのですけど、何とエキストラにも細かい演技指導が!!
こ、これでは普通の映画じゃないか!
現場はアイスリボンの道場なのでプロレスシーンを撮影してたワケなのですが、なんと専門のアクション指導の人がついて、入念な打ち合わせの元、プロレスのシーンが撮影されてました!
そのシーンの組み立てがまたカッコいいこと!!
私は全日の四天王時代から三沢光晴時代のNOAHの頃までプロレス会場に足を運んだこともあったりするので、多少はリアルのプロレスもわかるのですが、その目で見ても「これはガチだ!」と思える撮影でした。
(念を押せば、あくまで映画の撮影なので「ガチな試合をした」という意味では無く「ガチな試合に見えるように、流れから技の組み立てからカメラアングルから計算して、且つレスラーの方も演技をしていた」という意味ですよ)
女子レスラーの藤本つかささんも世羅りささんも、かわいいしカッコいいし、ちゃんとプロレス出来るし(←この言い回しは上から目線なように思われるかも知れませんが、そうでは無く三沢さんが言う所の「目線の高いプロレス」が出来るという意味です)、ホント凄かったです。
『電エースタロウ』スゲーかっこいい作品になりそうですよ!!

……って、こんなん全然電エースとちがーう(笑)!!
私のバイクスタント(笑)の時なんて「(カメラ前での制動時の)スピード、もっと遅くてもいいですか?」「うん、危ないからね」だったのにー(笑)。
とても「風切り音入った?いいよ、OK」で通った“あの電エース”とは思えませんよ!!

『母さん助けて電エース』は自分が出てるので、観てね。という、ある意味ホームビデオを他人に勧めるようなノリで気が引けてた部分もあるのですが、『電エースタロウ』はちゃんとした「映画作品」として人様に薦められる作品になりそうです。
完成が超楽しみ!!

あ、蛇足になりますが、文脈に入れるトコが無かったので最後に。
照明さんは素人的には怖く感じましたが、凄く職人気質な感じがして、制作として使う立場になれば、逆に凄く信頼が置けるスタッフさんだなと思いました。
あーゆースタッフを集められると、作品ってそれだけで勝ちだと思います。