●「機動戦士ガンダム劇場版メモリアルボックス」(DVD-BOX)2008年01月27日 22時45分26秒

先月買ってた『機動戦士ガンダム劇場版メモリアルボックス』(DVD-BOX)をようやく観ました。
私はDVD買ってもすぐに観ないんですよ。
なんつーか、買うタイミングと観たくなるタイミングってのが別物なので。
(だからビデオレンタルってのが、イマイチ性に合いません。
借りるタイミングと観たいタイミングがズレてしまうので、借りといて観ないまま返すハメになるから。
だからといって「返さなきゃならないので観る」と義務的に観なきゃならなくなるのイヤなのね)
特に『(ファースト)ガンダム劇場版』だと過去に何回も観てるワケだし。
すぐに観る必要が無い。
そーゆー意味では買っておきながら観て無い映像DVDが結構あります。
『ゲッターロボG』BOXの後半2枚分とか、
『マッドマックス3』とか。
(『マッドマックス3』なんてプレステ2が出てDVDを買い始めるようになった頃に買ってるのに、まだ封も開いて無いや)

で、現在プレイ中のゲーム『スパロボOG外伝』がイマイチなのもあって、ついうっかり昨日の夜2時くらいから、『機動戦士ガンダム劇場版メモリアルボックス』を観始める。

コレが、イイ!!

以前の日記でも書いてるように『機動戦士ガンダム劇場版』の5.1ch版(ガンダム放映20年後くらいに、音源を5.1ch化させるために声優さん達を再び集め、再アフレコしたDVD)を持っていたので、その5.1ch版のダメさ加減が刷り込まれていたワケですよ。
例えばアムロ・レイ役の古谷徹さん。
『ガンダム』という人気作品のため、作品終了後も、例えばゲームとかで何度も何度もアムロの声を演じているワケです。しかも同じセリフをそりゃもう何度も。
で、そのゲームの中で『(ファース)ガンダム』の頃の子供だったアムロと『逆襲のシャア』の頃の大人になったアムロを同時に演じなきゃならなかったりするワケですよ。
当然役者としては子供のアムロと大人のアムロを演じ分けなきゃならない。
当たり前ですが古谷さんは大人なので、当然子供アムロの声の方が作り度が高くなるワケです。
で、それをゲームが出る度に何度も何度も声を求められるものだから、「ゲームソフト上での子供の頃のアムロの声」が古谷さんの中で定着してしまうのでしょう。
でもそれって、本来『(ファースト)ガンダム』→『Zガンダム』→『逆襲のシャア』と、制作年代も作品内歴史も、順を追って成長して来たアムロの声の質の変遷とは違う、作られたいびつな物のように聴こえてしまうのですよ。
同じ古谷さんが演じているのに。
だから5.1ch版は、古谷さんだけでは無く作品内全てにおいて、その微妙な違和感が溢れまくる作品と化してしまっていたのですね。
(コレは声優さん個人の問題では無く、もう「アフレコしなおそう」と決まった時点で、そういう感想を客に持たれてのは仕方の無い話なのですが)
なので、5.1ch版は「なんか嘘っぽい」作品と化してしまっていたのです。

んで、バンダイの商業戦略のキタナサにブツブツ文句を言いながら買ったオリジナル音源の『機動戦士ガンダム劇場版メモリアルボックス』ですが、コレがイイ!!
当たり前だけど「嘘っぽくない!」(当り前だ)
さすが本物!!
HDプレミアムマスター化に際し、映像ノイズ等を除去したり画質補正がかけられてたりする事もあり、画面がキレイ!! 見やすい!
と、観てて引っ掛かる所がほとんど無かったので、はっきり言って感動すら覚えました。
コレは買いです!!
立て続けに一気観したので、IIIの『めぐりあい宇宙』の途中、朝7時半くらいにダウンしまして、まだ全部をちゃんとは観ていませんが、アレはいい物だ〜! とキシリア様にも伝えたくなっちゃいますよ。
(劇場版にはこのマさんの断末魔セリフはありませんが(笑))

や、コレは買って正解でした。