次の日も「特撮博物館」行って来ました2012年09月28日 19時16分02秒

あ、前の日記に訂正があります。
奥さんは別に<轟天>はそんなに好きじゃないそうです。
ちぃ、やはり女にドリルの良さはわからんか。
次は『怪獣総進撃』を観たいと言ってます。

さて。
明けて23日の日曜日。
この日も東京都現代美術館における展覧会『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』(以下「特撮展」)に行って来ました。


いやね。
奥さんとは別に、実は友人とも観に行こうと約束してたんですよ。これがまた。
まさか二連荘で観に行くコトになるとは思いませんでした。
どんだけ特撮好きなんだよ。って話ですね。
べ、別にそこまで特撮好きなワケじゃないんだからねっ。
たまたま約束が重なったってだけなんだからっ。

前日の轍を踏まぬよう、チケットは家の近くのコンビニで購入してから会場に向かう。
この日は雨だったせいもありさすがに前日よりは人が少ないが、前日よりは少ないって程度なだけで、やっぱかなり混んでます。
むしろ雨なのにこんなに人が多いってのは凄いのでは?
大盛況満員御礼。
皆さん、行くなら平日がオススメですよ。

7月に既に1度観に来ている友人は、私なんか比べものにならないくらい深い特撮好きなので、二日目は二人とも黙々とじっくり観賞するスタンス。
なので音声ガイドを500円出してレンタルする。
通常はケータイ電話みたいに耳にあてて聞くのだが、端子があるので、iPodのイヤフォンを差し替えて使う。
イヤフォンで聞く方が何かと便利です。
そしてこの音声解説が凄かった!
解説箇所が70箇所もあり、一箇所につき1分の解説があったとしても実に70分!
解説音声聴くだけで1時間以上かかるんかい!
当然1分じゃ済まない解説もいっぱいあるので、下手したら2時間くらいあるんじゃないか音声解説。
中身濃いぃです。
そしてこの音声解説の声がまたイイ。
清川元夢(きよかわもとむ/『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウ)の語り口調がカッコヨクてシブくて最高。
自分的にはむしろ『HELLSING』のウォルター・C・ドルネーズが自分専用の執事になってくれたような錯覚が!
インテグラ様の気分が味わえます。

と、それ単体では大絶賛の音声解説ですが、実はコレ、いらないかも。

というのは。
音声解説聴きながら鑑賞すると、意外と集中出来ないんですよね。
見たり感じたりするコトに。
聴きながらだと、さらーっと流れて行っちゃうんです。
見たり感じたりするコトが。
例えるなら、五感のひとつである聴覚を潰した方が、より観たり感じたりする心の小宇宙(コスモ)が高まるのですよ。とでも言ったトコロか。
だから、がっつり観るためにも、音声解説は一度目の時は無くて正解でした。
音声解説聴きながらだと、<スカイホエール>をあそこまで感動できなかったかも。
なので音声解説は、ぜひこの特撮展に二度行って、二度目にこそ使うべき。
それが正解。
音声解説の内容濃いぃですよ〜。
「ウルトラマンの飛行形態フィギュアの背中のスリットは電池入れるフタ」とか
「レッドマンは赤い通り魔」とか、解説してくれますから。

で、前日の鑑賞では端折って回った巨神兵関係。
二日目は当然こっちを重視して回りました。

今度も途中から観た映画『巨神兵東京に現わる』は、再上映に合わせて前の方に移動し座る場所を確保。
そしたら最前列の右端。
ちょっと位置が悪いか? と思っていたけど、この席はこの席で色々発見があって楽しかった。
巨神兵が街並みのセットの中で暴れるカットの一番手前(つまり画面だと下側)、巨神兵を見上げている民衆って、写真を人型に切ってセットの中に立ててるだけじゃん! とか。
これが上映会場の後ろの方で観てた時は全然気付かなかったんですよ。
大画面でかつ目の前で観て、初めて気が付いた。
特撮ってスゲー。

で、もっと凄かったのが、上映コーナーを出て次のコーナーにあたるメイキングビデオ。
ぶっちゃけ『巨神兵東京に現わる』は、このメイキングビデオを観るために存在してる映画です。
そう。
実は特撮展的には、メイキングビデオの方が本命。
ビル破壊のシーンの撮影方法のテンパー式と伊原式の説明とか、巨神兵の操演方法など「おおっ!」と言わせてくれる特撮技術の目白押し。
それは手品の種明かしにも通じる面白さ。
そして、何よりスタッフみんなが楽しそう。
ビルの溶解演出のためにオレンジ色の粘液をドバッとぶちまけた所を見て
「いいねぇ!」と大喜びする樋口監督とか、大人が真剣にくだらないコトして喜んでる様は本当に魅力的です。
オレもあの仲間内に入りてぇ。
二回目来て良かった〜。
このメイキングは本当に必見ですよ。

てな感じで二回目は前日見れなかった映像関係を押さえまくり、撮影可能なセットも20分くらい並んだけど撮るコトが出来ました。
(内引きセットはさすがにあきらめた)


出口近くに各特撮作品(『ゴジラ』や『ガメラ』や『ウルトラマン』)の映像をまとめたビデオが流されていましたが、コレのシーンのチョイスが凄くイイので最後までぜひ気を抜かずに観てください。
東宝、大映(角川)、円谷と3ロールしますので、お見逃しなく。

物販コーナーでのオススメは何と言ってもパンフ!
実は前日は買って無かったんですよ。
あまりにも作りが立派すぎてコレがパンフだとは思わずに通り過ぎてました。至る所に平積みされてたのに。
(てか、映画『巨神兵東京に現わる』のパンフだと思ってた。前日は『巨神兵〜』の方は捨ててたからなぁ)

<図録概要>
価格:2700円(税込) *2冊セット *分売はありません。
「特撮博物館」展示図録/A4判変型横、192ページ、平綴じ
「巨神兵東京に現わる」パンフレット/A4判変型横、68ページ、中綴じ 

2冊セットでちと高いですが、値段に見合った充実の内容なので、観に来たら買わないと損です。
この特撮展の内容が解説含め、ほぼそのまま入ってます。
前日の自分みたいに「時間がなくて映像関係端折った〜」なんて人は絶対に買うべき。

やー、長々と書き連ねて来ましたが、特撮展、本当に良かったです。
最後に撮影可能な区画内にサインの寄せ書きがあったので載せておきますね。


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_ ガメラ医師のBlog - 2012年09月29日 18時57分44秒

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http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/137/
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