岡靖知画集 ― 2018年12月29日 16時45分18秒
この人の女性画は、私では到達出来ない高い技法で私と同じ萌えポイントの絵を描いてくれているので、観ていてとても気持ちいい。
1.19 生頼範義展に行ってきました ― 2018年01月26日 23時21分09秒
『少女マニエリスム』 ― 2015年06月23日 14時34分13秒
次の日も「特撮博物館」行って来ました ― 2012年09月28日 19時16分02秒
「特撮博物館」行って来ました ― 2012年09月26日 19時38分56秒
(この日記は敬称略で書くことにします。でないと伝わらん!)
(実はこの日記、つづく)
'12.5.5 岡本太郎美術館(その2) ― 2012年05月06日 23時39分02秒
そんな二人が今回の展示で一番気に入ったのは
『動物』http://www.new-york-art.com/old/taro-sculpture-Animal.php
キモカワな容姿に前足が“ちまっ”て揃えている所がキュート過ぎ。ネーミングがざっくりし過ぎているのもまた魅力。
「動物園が太郎さんの『動物』しか居ない<『動物』園>だったらどうする?」とか想像しては喜んでました。
美術館から外に出ると、公園風に拓けた一角があり、そこには
『母の塔』
がそびえていた。
この塔、見る位置や角度によって表情が違うんですよ。スゲー。
んで、コレが『母の塔』の足下。
なんか石ノ森章太郎の描く生体UFOが、こんなイメージだったような。
この見え方が気持ちイイ。
『母の塔』の白い部分の表面は「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルだそうです。
「あンたが思ってる以上にツルツルしてるよ、コレ((c)さまぁ~ず大竹)」
こういう触感まで含めてこその作品。と言える典型のように思えました。
コレは建物として建っているので、いくらでも気兼ね無く触れます。
ツルツル気持ちイイ。
ぎゃっ!
奥さんに角が生えた!?
バッファローマンですか!?
なーんてね。
カフェテリアTAROの前の池にあった
『樹霊』のモニュメントでした。
岡本太郎美術館は外の雰囲気もイイ感じです。
ぶっちゃけ生田緑地の散策だけでも森林浴になって気持ちいいし、
美術館に入らなくてもタダで岡本太郎の世界に触れられて楽しいのでオススメです。
でも美術館の入館料も大人500円なので、安いから入館しちゃう方をもっとオススメしますケドね。
美術館の感想が「ステキだった」とか「感動した」では無く、素で「楽しかった」と言えるのって、そうそう無いですよ。
すっかり岡本太郎ファンになって帰って来てしまいました。
そしておみやげまで買ってしまうヤツ。
塩ビ製の『太陽の塔』(左)、
『動物』のポストカード(中央上)、チケット半券(中央下)
『河童』のマグネットマスコット(右上)、『河童』のポストカード(右下)
どんだけ太郎さん好きになってるんだっつーの。
ところで『太陽の塔』ですが、
背面ってこんな風なデザインになってたんですね。
大阪万博に行ったコト無いんで知りませんでした。
背面カッチョイイ~。
てな感じで、やたら長くなりましたが最後に。
お土産買う時に海洋堂制作の『太陽の塔』フィギュアがあって、悩んだ挙げ句、値段が高くて買うのをヤメたのですが、
「それよりも『動物』フィギュアがあったら絶対買うのにねー」
とか二人して話していたんですよ。
で、ウチに帰って来てググってみたトコロ、何とあるじゃないですか!!
http://www.kaiyodo.co.jp/taro/index.html
やべー、このシリーズ、マジ欲しい。
'12.5.5 岡本太郎美術館(その1) ― 2012年05月06日 23時18分44秒
というわけで、川崎市多摩区の生田緑地内にある岡本太郎美術館に行って来ました。
ぶっちゃけ行く前までは、
大阪万博の「太陽の塔」を作った人。とか、
「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」のCMで見た個性的な人。とか、
有名人だから顔や名前は知ってるけど、作品的には大してちゃんと知らないなぁ程度で、とりわけファンでも無かったワケですが。
てかさらにぶっちゃければ、こんな仕事をしてながら私、芸術ってよくわからないんですよ。
特に抽象画とか。
写実画なら「おお、本物みたい。スゲー」と理解はしやすいのでまだいいのですが、抽象画って「ガキのラクガキみたいな物のどこがいいんだろう? てか、だったらガキのラクガキの方が邪気もテクニックも無い分、より純粋芸術じゃん」とか思えてしまうんですよね。
抽象画を見て「コレは作者の心の葛藤を描いて、渦巻いてる紫が狂気を表現してるのか」などといったわかったような解釈なんて、死んでも出来ないんですよ。
よくわからないから。
ただ、ある時ピカソの絵がプリントされたTシャツを見た時「カッコイイ」と思えた事があり、それ以来抽象画に対してひとつの判断基準を手に入れるコトが出来ました。
つまり、
「その抽象画がプリントされたTシャツを欲しい(カッコイイ)と思えるかどうか」
コレって判断基準として、かなりわかりやすいと思いません?
抽象画(芸術作品)では無くデザイン画(ぶっちゃけ漫画絵とかと同レベルなもの)として判断してしまうんですよ。
で、そういう目線で見た時、
『赤』
http://www.new-york-art.com/old/taro-Red.php
や
『赤のイコン』
http://www.new-york-art.com/old/taro-Icon-in-Red.php
なんかは、かなり「カッコイイTシャツ」になりそうなので、絵を見た瞬間、素直に「いいなぁ」と思いました。
でもそれ以上にワクワクしたのは、絵画では無く彫刻作品の方。
彫刻って(立体物って)何て言うか、「そのものズバリ」なので、想像する余地って無いワケですよ。
ぶっちゃけ見たまんまなワケ。
でね、その見たまんまの彫刻たちが、また「いい」んですよ。
見てるとどれも愛嬌があってかわいいんです。
変な形なのに。
展示のされ方も「手を触れないでください」とは書いてあるものの、ガラスケースとかに入ってるワケでは無く、手を伸ばせば触れる状態のまま床に置かれているだけなので、色んな角度や色んな距離から見ることが出来たのも良かった。
理想を言えば触りたいくらい。
てか、太郎さんにしてみればお客には作品の触感すら楽しんでもらいたかったのではないか?と思えるくらい。
作品が触って欲しがってました。
(もちろん触りませんでしたよ。大人ですから。)
『太陽の塔(1/50マケット)』
http://www.new-york-art.com/old/taro-sculpture-Tower-of-the-sun.php
を初めて間近で見たんですが、白い表面は凄くザラザラした仕上げになってて、赤いラインはツルツルになってるんですね。
コレなんて、絶対触感の妙が計算に入ってると思うワケです。
『ノン』
http://www.new-york-art.com/old/taro-sculpture-Non.php
の表面とか。
(この彫刻が奥さんと二人して気に入ったので、すっかり「のんちゃん」呼ばわり(笑)。ストップを訴えかけてる手がかわいい)
そういう意味では、
唯一館内で写真を撮ってもいい一角があったのですが、
子供もはしゃぎ回るこの一角こそが、一番太郎さんの意に沿った形の展示のされかただったように思えます。
『坐ることを拒む椅子』
http://www.new-york-art.com/old/tarou-sakuhin-Sculptures-9999.php
にも座れたし。
美術館の方、さすが、わかってらっしゃる。
一緒に行った奥さんの方が結構本質を突いたコト言ってて、
「岡本太郎ってお面が好きなのね」
(岡本太郎が撮った写真を見て言ったものだが、考えてみれば太郎さんの作品には一見無表情に見える顔——とは言え角度によっては表情豊かに見える顔がモチーフの物が多く、それってお面じゃん)とか
「これ、なんか強そう」
(『戦士』
http://www.new-york-art.com/old/taro-sculpture-Warrior.php という作品を見て)とか
いちいちハッとさせられました。
(続く)
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