ホームページって便利だね2007年01月24日 14時06分37秒

グラフィックデザイナーってのは、基本的に仕事で絵は描きません。
だから絵が描けなくてもグラフィックデザイナーにはなれるのです。
ってのは、以前にも何度も描いてます。
とは言え、絵が描けた方が仕事上、何かと便利なのは確かです。
何故なら、
仕事で来たラフに「(野球の)ボールの上に『その1(〜その3)』の文字を置いてアイキャッチに」とか、「優勝トロフィーを地に敷いて」とか、自由奔放な指示が入ってるケースがあるから。
んで、野球のボール程度ならイザ知らず、「その優勝トロフィーはいったいドコのイラストレーターさんが描いてくれるのですか?」と質問すると、「発注してる時間もお金も無いので、お願い出来ませんか?」と言われる。
イラストレーターに発注すればお金がかかるが、レイアウトと一緒にデザイナーに発注すれば料金が発生しないケースが多々あるのだ。
(考え方的にはイラスト含めてデザイン料。というコトね。コッチとしては損な話ではあるが。)
そんな時は版権フリーの素材集でも持っていれば、ソレ使ってもOK的に解釈すればイイ訳なのだが、コレがまた、版権フリーの素材集って使い勝手が悪いのですよ。
そのページのニュアンスに合う物がなかなか見つからないのだ。
解像度の関係とかも出て来たり。
個人ではそうそう版権フリー素材を持ち合わせているワケでも無く、かといって買いに走ったとしても、本当に欲しい素材を見付けられない事の方が多く、その時にロスする時間を考えると無駄が多過ぎる。
……というワケで、そんな時は描いてしまうのです。自分で。

とはいえ、やっぱ商業誌を手掛けている自分としては、クオリティを心配してしまうんですね。
自分の絵が商業誌に載っても耐えうる物かと。
適当なポイントカット的なモノないざ知らず(まぁ、デザイナーに頼む程度のモノなんて大概はそんなモンなんですが)。
んで、今回ちょっとソレとは毛色の違う感じ(とは言えポイントカットと大して違わないレベル)で相談を受けたので、「こんな程度ならオレでも描けますよ。」と自分の絵の実力を説明するのに「HPを見てもらえれば絵の実力はわかります。」とウチのサイトに誘導してみました。
一番手っ取り早いです。
うーん。
こんな時HPがあるのって、便利だなぁ。