20260131『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』観た。 ― 2026年02月01日 22時07分56秒
20260131に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』観てきました。
「完成度が高すぎて逆にグルーヴ感が損なわれた感があったけど、エンドテロップ直前のラストシーンで全部吹き飛ばしてくれた。よかった。最高。」というのが観た時の感想でしたが、日にちを置いたことで、もう少し詳しい感想を。
以下、ネタバレありますので何行か空けます。
ネタバレ踏みたくない方はここまでにしてください。
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細かい演出や描き込みの密度の濃さ、どれを取っても最高級品で、感嘆するばかりで文句のつけどころの無い作品とはこういうものかと。
特にギギ関連の演出には目を見張るものがあって……どころかぐうの音も出ないレベルの素晴らしさ。
どういうセンスと知識があれば、あんな高度なレベルで演出ができるの?と思うくらい。
全編、画面に描かれているものに一分の隙もないくらい、1回観ただけでは絶対に見逃してる物が山ほどあるよねコレ。ということが1回観ただけで理解できる作り。逆に言えば1回観ただけでそれがわかる空気感を全編漂わせているくらいすごいんですよ。
でも、それがあまりに凄すぎるせいか、途中お尻が痛いのがちょっと気になりました。
私の映画評価のひとつとして「映画観ながら座席に座り続けていて、お尻が痛いのが気になるかどうか」というのがあります。
要は没入感ですね。
映画への没入度が高ければ、お尻の痛いの気にならないんですよ。無意識のうちにお尻の位置を変えているから。
前作の『閃ハサ』では没入できてたけど、今回は作品に没入しきれない部分がありました。
前作が没入できたのはハサウェイが事件に巻き込まれて行く形で始まって観客としてもハサウェイ視点でストーリーに入れたからと、MSによる都市空襲の市民視点でのリアルな恐怖を疑似体験できたのが大きいと思います。あそこで心を鷲掴みにされました。あと前作はドルビーAtmosで観たのも、もしかしたら要因として大きかったのかも(タイミング的にドルビーAtmosの上映回でしか観れなかったんですよ、前回は。今回は通常の、しかも地方映画館で観ました。貧乏なので)。
ただ、そこまで抑圧されたモヤモヤは、ラストのギギとハサのキスシーンで一気に全てを吹っ飛ばしてくれたので「このラストシーンのためにあった抑圧なのか!」と思えば、全てが高評価に変わりました。
(そのキスシーンも今後の展開を考えれば、決して幸せなものではないという意味も含めて)
私は一応スニーカー文庫で出た当時の『閃光のハサウェイ』上中下巻は読んでまして。当時読んだ切りなので、ぶっちゃけ下巻のあのラストシーンくらいしか覚えていません。
2021年に出た新装版でかなりの書き足しがされてたということは知ってるのですが、今回この日記を書くにあたりwikiを読んでびっくりしたのが、ハサウェイにここまであからさまな鬱病設定ってありましたっけ!?
「ケリア・デース(早見沙織)の設定が「マフティーの地区支援要員。鬱病治療のために地球に降りて来たハサウェイを支えてきた女性で、彼がマフティーに参加するまでは、彼の主治医そのものと言ってよい存在だった」」
twitter(X)で「(ギギの幻覚見た時に)薬飲めよハサ。飲めば治るのに」というツッコミがあるくらい、有名設定だったんですか?
『キルケーの魔女』内の映像では睡眠薬か安定剤か何かその手の薬を飲まないシーンがありましたが、リアルな抗鬱剤とは思わなかったもので。英語が読めれば薬瓶に書かれていた薬名で具体的な推測もできたんだろうなぁ。そして絶対そこには(演出的にも)リアルな薬名が書いてあったはず。
ラストでハサウェイがイメージの中のアムロと戦うシーン、νガンダム対Ξガンダムになるきっかけが実はよくわからなかったんだけど、パンフ読んでわかりました。
レーン・エイムが乗ってたMSのアリュゼウスは量産型νガンダムにガワをゴテゴテとくっつけた機体で、Ξガンダムが攻撃すればするほど量産型νガンダムが顔を出して『逆シャア』時のトラウマがオーバーラップする引き金になったということね。
そして、そのトラウマは小説版ではなく劇場版の『逆シャア』を元にしてるのでハサが殺したのはアムロの恋人のチェーン・アギなので、ハサウェイの中でアムロに責められるのは当然ということか(しかもそのハサの中の幻影のアムロですら、チェーンを殺したこと自体は責めてくれないという)。
と、ここまで書いてみて、(鬱展開が決定してる次作のことは置いといて)ラストのキスシーンで開放感を得たはずなのに、映画を観終わってから、なんだか陰鬱な気持ちを延々と引きずってた理由がわかりました。
言ってしまえば映画の雰囲気に引きづられたサブリミナル効果みたいなものでした。
書くことで吐き出せた感じ。
そこまで良くできた映画だということですよ。
あと、通常版パンフのスタッフクレジットには声優さんは主役4人のクレジットしか書いてなくてショック。パンフにあるだとうと、細かくて読みづらいエンドクレジットはしっかり見てなかったのに。役柄と声優さんの照らし合わせリストくださいよ!
もしかしたら豪華版の方には載ってるんですか?貧乏人にも優しくしてください!
そんな中でミライさんは新井里美さんだということだけは確認してました。
白石冬美さんの後任としては、演じた役柄の幅広さ含めてぴったりだと思いました。ベストな配役!
「完成度が高すぎて逆にグルーヴ感が損なわれた感があったけど、エンドテロップ直前のラストシーンで全部吹き飛ばしてくれた。よかった。最高。」というのが観た時の感想でしたが、日にちを置いたことで、もう少し詳しい感想を。
以下、ネタバレありますので何行か空けます。
ネタバレ踏みたくない方はここまでにしてください。
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細かい演出や描き込みの密度の濃さ、どれを取っても最高級品で、感嘆するばかりで文句のつけどころの無い作品とはこういうものかと。
特にギギ関連の演出には目を見張るものがあって……どころかぐうの音も出ないレベルの素晴らしさ。
どういうセンスと知識があれば、あんな高度なレベルで演出ができるの?と思うくらい。
全編、画面に描かれているものに一分の隙もないくらい、1回観ただけでは絶対に見逃してる物が山ほどあるよねコレ。ということが1回観ただけで理解できる作り。逆に言えば1回観ただけでそれがわかる空気感を全編漂わせているくらいすごいんですよ。
でも、それがあまりに凄すぎるせいか、途中お尻が痛いのがちょっと気になりました。
私の映画評価のひとつとして「映画観ながら座席に座り続けていて、お尻が痛いのが気になるかどうか」というのがあります。
要は没入感ですね。
映画への没入度が高ければ、お尻の痛いの気にならないんですよ。無意識のうちにお尻の位置を変えているから。
前作の『閃ハサ』では没入できてたけど、今回は作品に没入しきれない部分がありました。
前作が没入できたのはハサウェイが事件に巻き込まれて行く形で始まって観客としてもハサウェイ視点でストーリーに入れたからと、MSによる都市空襲の市民視点でのリアルな恐怖を疑似体験できたのが大きいと思います。あそこで心を鷲掴みにされました。あと前作はドルビーAtmosで観たのも、もしかしたら要因として大きかったのかも(タイミング的にドルビーAtmosの上映回でしか観れなかったんですよ、前回は。今回は通常の、しかも地方映画館で観ました。貧乏なので)。
ただ、そこまで抑圧されたモヤモヤは、ラストのギギとハサのキスシーンで一気に全てを吹っ飛ばしてくれたので「このラストシーンのためにあった抑圧なのか!」と思えば、全てが高評価に変わりました。
(そのキスシーンも今後の展開を考えれば、決して幸せなものではないという意味も含めて)
私は一応スニーカー文庫で出た当時の『閃光のハサウェイ』上中下巻は読んでまして。当時読んだ切りなので、ぶっちゃけ下巻のあのラストシーンくらいしか覚えていません。
2021年に出た新装版でかなりの書き足しがされてたということは知ってるのですが、今回この日記を書くにあたりwikiを読んでびっくりしたのが、ハサウェイにここまであからさまな鬱病設定ってありましたっけ!?
「ケリア・デース(早見沙織)の設定が「マフティーの地区支援要員。鬱病治療のために地球に降りて来たハサウェイを支えてきた女性で、彼がマフティーに参加するまでは、彼の主治医そのものと言ってよい存在だった」」
twitter(X)で「(ギギの幻覚見た時に)薬飲めよハサ。飲めば治るのに」というツッコミがあるくらい、有名設定だったんですか?
『キルケーの魔女』内の映像では睡眠薬か安定剤か何かその手の薬を飲まないシーンがありましたが、リアルな抗鬱剤とは思わなかったもので。英語が読めれば薬瓶に書かれていた薬名で具体的な推測もできたんだろうなぁ。そして絶対そこには(演出的にも)リアルな薬名が書いてあったはず。
ラストでハサウェイがイメージの中のアムロと戦うシーン、νガンダム対Ξガンダムになるきっかけが実はよくわからなかったんだけど、パンフ読んでわかりました。
レーン・エイムが乗ってたMSのアリュゼウスは量産型νガンダムにガワをゴテゴテとくっつけた機体で、Ξガンダムが攻撃すればするほど量産型νガンダムが顔を出して『逆シャア』時のトラウマがオーバーラップする引き金になったということね。
そして、そのトラウマは小説版ではなく劇場版の『逆シャア』を元にしてるのでハサが殺したのはアムロの恋人のチェーン・アギなので、ハサウェイの中でアムロに責められるのは当然ということか(しかもそのハサの中の幻影のアムロですら、チェーンを殺したこと自体は責めてくれないという)。
と、ここまで書いてみて、(鬱展開が決定してる次作のことは置いといて)ラストのキスシーンで開放感を得たはずなのに、映画を観終わってから、なんだか陰鬱な気持ちを延々と引きずってた理由がわかりました。
言ってしまえば映画の雰囲気に引きづられたサブリミナル効果みたいなものでした。
書くことで吐き出せた感じ。
そこまで良くできた映画だということですよ。
あと、通常版パンフのスタッフクレジットには声優さんは主役4人のクレジットしか書いてなくてショック。パンフにあるだとうと、細かくて読みづらいエンドクレジットはしっかり見てなかったのに。役柄と声優さんの照らし合わせリストくださいよ!
もしかしたら豪華版の方には載ってるんですか?貧乏人にも優しくしてください!
そんな中でミライさんは新井里美さんだということだけは確認してました。
白石冬美さんの後任としては、演じた役柄の幅広さ含めてぴったりだと思いました。ベストな配役!
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