『すかんぴんウォーク』観た。2019年08月27日 11時34分56秒

人に頼んで録画してもらった『すかんぴんウォーク』('84年2月)のDVDが届いたので、奥さんと一緒に25日(日曜日)に観る。
吉川晃司主演(デビュー作)。

何でDVDの録画を人に頼んでまで観たかったかというと、
この映画、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の併映だったので当時観てまして、吉川晃司より山田辰夫の印象の方が強かったんですよ。
私がまだ『狂い咲きサンダーロード』を観る前。
山田辰夫さんとのファーストコンタクトが『すかんぴんウォーク』だったんです。
なのにこれ、DVD化されて無いんですよね。
WOWWOWだかで放送されるということで、お願いして録画してもらいました。


そこそこ面白かった。
子供の頃は田舎で過ごしていたので、ライブハウスだとかディスコだとかの雰囲気がテレビ等の映像での知識しか無った私は
「山田辰夫さんの役って最後、ステージ上で演奏をバックに毒舌巻き散らかして語るだけの人になるけど(毒舌に対して客が大ウケ。みたいな)、あれって演出的にパンクロックを勘違いしたものだったのかな?」と思い込んでましたが、ストーリーを追って観たら、そんなことなかった。
衣装もパンクじゃ無かったし。
どっちかって言うと「ライブハウスでやるバンド付きのカンニング(竹山)」。
毒舌キャラになる切っ掛けもカンニングと一緒で、あまりの歌の下手さに客が貝塚吉夫(山田辰夫役)をいじり出しブーイング、スパゲティまで投げつけられ、客にに対してキレて怒声をあげる。
その時に、ブーイングとはいえ客をここまで熱狂させることが初めて出来た貝塚吉夫は、「てめーら最低だよ! でもオレにはそんなてめーらが必要なんだよ!」と客との共依存による高揚感を知り、自分が世間に対する毒舌を振りまき客がそれに罵声をあびせるという共犯関係をステージングに昇華させるという、カンニング竹山のブレイクを見るに、何とも時代を先取りしたものだった。
(当時から、そういったステージングをしたバンドもあったかも知れませんが。図式としてはやっぱりパンクと一緒かな?パンクとして描いていないだけで。
今の時代ならむしろパンクとして描いた方が記号的にはわかりやすいと思うけど、記号化したく無かったのかな?とも思える)

チンピラ役をやらせたら天下一品の山田辰夫さんなので、てっきり貝塚吉夫も記憶の中ではチンピラだと思い込んでいましたが、全然チンピラじゃ無かったです。
普通の「努力してるけど上手く行かない青年」だった。

色々と再確認出来て良かったです。
やっぱ山田辰夫さんは存在感、あるなぁ。


で、観終わったあとは仕事をする予定が、
奥さんのノートパソコンで観たせいか(DVDがblu-rayレコーダーでは認識しなかった)、その後眼精疲労で激しい頭痛に襲われ、夜中から朝にかけてぐるんぐるん目が回る状態になってしまい、月曜に慌てて耳鼻科に行く始末。
まぁ、医者に行く頃には8割くらい治まっているというありがちな状態でしたが。
丸1日半仕事になりませんでした。
仕事あるのにー。

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