8マン、幻魔大戦…SF作家・平井和正さん死去2015年01月18日 19時26分34秒

8マン、幻魔大戦…SF作家・平井和正さん死去
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150118-OYT1T50040.html?from=tw

平井和正先生の訃報を聞いて、色々な方がツイッター等で反応されていますが、
片田舎で同好の士は回りに誰も居ず、ただ独りで黙々と平井作品を読みあさっていた中坊時代を過ごしていた自分にとって、こんなにも自分と同じような平井和正のファンが居たのか!と、とても感慨深いものがあります。
(ベストセラー作家なんだから、ファンが多くて当たり前なんですけどね。ホントに自分の回りには居なかったので。(居たのかも知れないけど))
ネットで見掛ける多くの方のそれぞれの追悼の言葉の端々に、ここまで同時代性を感じる作家さんって、本当に希有だと思います。

先日入手した『生頼範義 緑色の宇宙』も、自分の中で『幻魔大戦』の再評価をし始める時期なのかな?という気持ちから欲しかったという理由もかなり強いです。
そんなタイミングでの訃報だったので、昨夜ツイッターで一報を目にした時、本当に涙してしまいました。
心からご冥福をお祈りいたします。



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余談というか、話題としては切り離して語ることだと思いますが、
角川文庫版3巻以降、新興宗教の教団話に移行してしまった『幻魔大戦』ですが、オウム裁判の最後の被告の法廷が始まろうかというこのタイミングでお亡くなりになるなんて、何か因縁めいたものまで感じられたり。
ざっくり言えば『幻魔大戦』や平井氏が一時期関連した新興宗教のエピソードとかはあの時代性と共にオウム事件の遠因だと思えるので。