『009 RE:CYBORG』観ました。2012年11月25日 10時15分41秒

『009 RE:CYBORG』観に行きました。
上映開始からボチボチひと月も経とうかというトコロなので、観に行くの自体をどうしようかと思ったりもしましたが、
自問自答の結果「やっぱオレ『009』好きなんだ」と思い至ったコトもあり、映画館に足を向けるコトに。
てのも、この『009 RE:CYBORG』、元々押井守氏が監督する予定だったコトもあってか、キャラクターの造形がリアル指向になっていて、あのマンガの009じゃ無いんですよね。
002の鼻が鎌みたいなマンガ表現になって無いんですよ。
先ずソコに拒否反応。
そしてそのキャラが3DCGで動くコト。
どんなに上手く作ったとしても、リアル指向の人物3DCGって動きや色んなトコがまだまたキモチ悪いんですよね。
ロボット工学で言う所の「不気味の谷現象」みたいなもので。
なので、観に行くのにたたらを踏んでました。
最悪DVD化後にレンタルするとかでもいいかなぁ?と。

ただ、今年は故石ノ森章太郎氏の未完の遺作である『サイボーグ009 -2012 009 conclusion GOD'S WAR-』の舞台と同じ2012年というコトから『009』関連がちょっとしたお祭り状態になってるので、やっぱファンならココで踊るべきだろう。と劇場に観に行くコトを決意。
前述のように気に入らない部分もあるが、『009』ではなく「神山健治監督作品」と割り切って捕らえれば、多分つまらなくはないだろうと思えるし。
『東のエデン』悪くなかったし。

で、観て来た感想ですが。
いやぁ、面白かった。
意外と、ちゃんと『009』してた。
3D版の方を観たんですが、コレは3D版を観るなら劇場で3D版を観るのが正解。
私は3Dメガネ掛けて観る3D映画って初めて観たんですが、『009 RE:CYBORG』に関しては3D表現が合ってました。
私、この両眼視差を使った立体視映像って、なんかキモチ悪くてダメなんですよ。
立体感がウソっぽくて。
純粋に曲面を持った立体ではでは無く、平面レイヤーが多層に重なっているようにしか見えないんですね。
だから、本編前に上映される別の実写映画の予告の3D版映像が流れた時に
「ああ、やっぱこう見えちゃうのかぁ」と少し後悔しました。
(上映時間の関係上、3D版しか選べなかったのです)
でも『RE:CYBORG』は元々が3DCGアニメのため擬似3D映像であるせいか、やはり擬似である立体視映像に相性がいいようで、予告の実写立体視映像より、違和感がありませんでした。
そうなると、確かに立体視を意図した独自の演出を狙うというコトも出来るワケで、その部分はかなり良かったです。

ストーリー的には背景は少々複雑だけど、映像的にはそのほとんどがアクションシーンで展開されるので、よくわからないコトはそのまま流してしまっても十二分に楽しめます。
「マンガ的でない現実的な009世界」が心行くまで堪能できました。
や、面白かったです。
映画の質として、009映画の前作『サイボーグ009 超銀河伝説』のダメさを完全にリベンジ出来てます(笑)。

最後に不満点ですが、
それでもやっぱり3DモデリングのCDキャラクターは動きがちょっとなぁ。
特にバーで002と007が語り合う場面での007の手の動きとか。
やっぱ不自然。
あと、ラストシーン。
何で009映画はああなっちゃうのかなぁ。
『超銀河伝説』ほどひどくはないにしても、アレはどうかと。
まぁ、00ナンバーサイボーグをたかが1作の映画で勝手に殺すワケにはいかないんだけどさー。
「神の奇跡」以外の現実的な理屈を付けて欲しいです。

3D版映画の劇場におけるシステム2012年11月25日 10時29分09秒

3D版映画の映画館におけるシステムにハラが立つ。
今回初めて3D版映画を映画館で観たワケだけど、あの3Dメガネって強制買い取り(ってか売りつけ)なの?
知らなかったよ。
備え付けとか、せめてレンタルとかじゃないんだ?
400円余計にふんだくられた。
しかも「次回からこのメガネを持参すればプラス100円で済みます」って何ソレ?
さらには全ての映画館の3D映画がこのメガネで観れるワケじゃないって言うし(3D映像システムにもいくつか種類があるようで)。
なんかひどい料金システムですね、コレ。
映画、また衰退しますよ?

『009 RE:CYBORG』追記2012年11月25日 15時51分05秒

そうそう、コレ書き忘れてた。
『009 RE:CYBORG』で良かったトコ。
フランソワーズ(003)がエロくて超イイ!
純情な面を残しつつ、お姉さんなフランソワ最強。
どっちかってーと003ってーより009ノ1、
フランソワってーよりミレーヌなキャラに寄ってたような気もするが。
情報戦を司るという意味でも003最強。
女と子供にアゴで使いまくられるのが00ナンバサイボーグの宿命なり(笑)。

高橋葉介のサイン会とか荒木伸吾回顧展とか2012年11月25日 16時20分00秒

昨日は1日中スケジュールがぎっしりでした。

銀座で高橋葉介先生の個展が開催されていて、
http://www.span-art.co.jp/exibition/201211takahashiyosuke/index.html
11月24日にサイン会がある。とのコトだったので、
当日に物品を買えばもらえるという整理券を目当てに、
11時の開場に合わせて銀座へ向かう。
着いたら既に画廊前には30人くらい人が並んでた。
(この時画廊内には既に20人くらい居た模様)
物品買うまでに30分以上かかる。
高橋葉介を好き歴は私の方が長い(『腸詰工場の少女』の頃から)が、
好きの深さ的にはウチの奥さんの方が高いので、
どちらかと言ったら、仕事で来れない奥さんのタメに整理券をもらいに来たのですね。
だから初めはその整理券を奥さんに渡そうと思ってたのですが、
2品買ってダメもとで「整理券って商品に一つずつもらえますか?」と聞いたところ、OKをもらえたのでありがたかったです。
(場合によっては、ダメならもう1枚もらうためにまた列に並び直すコトも考えてた)
おかげで『009 RE:CYBORG』の上映時間に間に合いました。

錦糸町のTOHOシネマズで『RE:CYBORG』を観たあと、
隣の公園で「東京地酒まつり」がやっていたのでふらりと寄るが「飲酒は週1回」と医者に言われているので、この日は飲めず、悔しい思いを。
悔しいからタコ焼き買いました。
タコ焼き美味しかったです。

そして末広町へ移動し、荒木伸吾回顧展「瞳と魂」を観に行く。
会場の3331 Arts Chiyodaって、中学校の校舎を利用した施設なのね。
美麗な絵柄のイメージの荒木さんだけど、原画の鉛筆のラインが黒々として迫力があり、むしろ筆圧高そうな感じでした。
あのくらい黒くないとセルに転写するときのゼロックスに出ないのかなー?とか。
グレース・マリア・フリードもルンルンもオスカルも良かったが、目に止まったのは『ダンガードA』の霧野リサ(多分←もう記憶があいまいで)。
『ダンガードA』を久し振りに観てみたくなりましたよ。
『ダンガードA』って意外と再評価されてないですよね? 確かまだ『スパロボ』にも出て来てないような気が(最近もうゲーム全然してないんで詳しくないですが。『スパロボ』も『スパロボZ』以降はまるでやって無いです)。

そして再び銀座に戻り、高橋葉介個展のやってる画廊へと。
サイン会は16:00〜19:00というコトだったので、まぁ、大丈夫だろうと午後5時15分くらいに到着したら長蛇の列。
なんだコレ。列に100人以上並んでる。
奥さんは仕事で午後6時くらいにしか来れないので、時間をどう潰そうと悩みつつも、列のハケ方を見るために一度並んでみる。
20分経っても15人分くらいしか進まないような気が。
こんな進み方じゃ、奥さんが来た時に「こっちこっち」とか言って、列に入れたらやっぱ怒られるだろうな。と思い一度列から離れる。
午後6時過ぎに奥さんと合流して再び列に並び直す。
で、サインをしてもらえたのがなんと午後8時半。
寒空の中2時間半並び続けましたよ。
んで、サインもらってこんなに時間がかかった理由がわかりました。
葉介先生、ご自身のお名前の他に絵も描いてくれていて、さらには客の名前まで書いてくれていたから。
しかも物品を複数点買った人には複数点全てにサインをしていたらしい。
そりゃ時間かかるワケだよ。
葉介先生の真面目なお人柄がうかがえます。
初めて拝見した葉介先生は、とても優しそうな感じでした。
声優の古川登志夫さんに似てるかな?
奥さんと並んでサインをしてもらった時に
「ご夫婦ですか?」と声を掛けてもらえたのが嬉しかったです。
葉介先生、本当に長時間ご苦労様でした。
サインありがとうございます。