編集者が勝手にネーム変える。のまとめを読んだデザイナーの感想。2011年10月19日 07時14分08秒

ツイッターでつぶやいたコトのまとめ文。+α

「編集者が漫画家に断りを入れず台詞を変える。それは許されるのか」
http://togetter.com/li/202355というまとめ。マンガは著作物だからそう言う議論も成り立つかも知れないが、雑誌のデザインでもデザイナーに知らされないまま、校了時に勝手に変えられて本が出てるってコトがままある。

まぁ、雑誌のデザインは著作物では無いので、勝手に変えられてたとしてもこちらに文句をつける権利が無いのだが。ギャラを払ってもらえてるならなおさら。大工が家を建てて客に納入した後、客がDIYで家を改造してしまったようなものかと。

校正時にいろんなトコロにチェックを回した結果、担当編集の範疇の外からのクレームとかもあったりするだろうし。コチラに戻す時間が取れなかったりするコトもあるだろうし。

でも、そうは言っても、コチラにもグラフィックデザイナーとしてのプライドとかもあるワケなので、せめて直しがあるなら、どんな不本意な直しであっても自分の手で直したい。そうすれば直しの本意を問いただして、より合意が出来る形に仕上げるコトが出来るから。

例えば「写真Aを大きくしてくれ」という直しが来たとして、それを鵜呑みにせず本意を突き詰めてみると、実は「写真Aの大きさはそのままで、となりの写真Bを小さくしてメリハリをつける」コトが真に相手が望んでいたコトだった。なんてコトはよくある話なのだ。

なので直しを求めるにしても、編集の人には「共にどう直したいの提案する」という姿勢で来てもらえると非常に嬉しいです。幸いに、現在の自分の仕事先相手はこういう編集さんが多いので助かっています。

あと、DTP入稿が全盛になってからは、入稿後の直しって極端に数は減りましたけどね。
事前に仕上がりが見れるから。
でもその分、簡単な色の直しとかメチャクチャ細かく言われるようになったけど。
デザイナーの着けた色がそんなに気にいらないのかー!とか暴れそうになる時がよくあります(笑)。
まぁ、自分、色のセンスにはあまり自信が無いので言われ放題ですが。
でも一応、理論に沿ってやっているので、理屈からは外れていないんですよ。くすん。

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ところで、ツイッターに書いたとか言ってるけど、
結局この文を書くのに「テキストエディット」使ってほぼ全文を書いてから、分割してツイートしてるワケで、それってツイッターの意味あるのだろうか?
ちゃんとオチまで書かないと、論旨がブレたり一貫した内容にならないから、そのつどツイートって出来ないんだよね。性格的に。
やっぱツイッターに向いてないのかな?

みんなツイッターって140文字ごとに脊髄反射的に書いてるの?
それで論旨とか言いたいコトが次々に出てきて「はわわ」とかならないモン?
やっぱチャットが苦手なのがそーゆートコなんだよな、自分。