たかが輪ゴムひとつでも、純正パーツは正しいパーツ2011年08月18日 10時42分49秒

昨日、先月末にバイク屋に注文してた、車載工具を留めるゴムを受け取りに行く。
バイクに乗るのも久し振りなので、そのまま第三京浜を保土ヶ谷まで流して帰って来る。
が、帰って来る途中、股の下(バイクに跨っている状態でのふくらはぎで挟んでいる部分辺り)が異常に熱い。
CB400SFの多分オレのと同じバージョン辺りでダイナモの異常発熱によるクレームがあった。という話が頭をよぎる。
(でも、去年まで乗ってて何ともなかったよな〜)
ウチに着き、早速買って来たゴムをはめようとシートを外す。
固定ゴムが切れているため落とすとヤなので、車載工具はバッテリーの後ろにポカっと空いてる小物入れスペースに突っ込んでいたのだが、それを取ろうしたらもの凄く熱い。
発熱の原因は車載工具でした。
考えてみたらその小物入れスペース、エンジンの真後ろだもんなぁ。
そりゃ熱全部吸収しちゃうよ。
しかるべきものはしかるべき位置に置いておくように、ちゃんと設計されているんですよね。
素人が適当なコトやっちゃいけません。故障の原因です。
そーゆー意味でも、ちゃんと純正品のパーツとして固定ゴム買ってヨカッタ。
ここで買っておかなかったら、気付くのがもっと遅れてとんでもない故障に繋がってたかも知れん。

で、そのゴム。
シートを外しただけでは留められない所に留めるべきフックが潜り込んでいたので、仕方無いからシートカウルも外す。
が、シートカウルを外しても、シートレールの隙間辺りにフックがあるのでまだ指が突っ込めない。
それ以上分解するにも道具も無ければテクも無いので、この状態で何とかしなければ、と片方のフックにゴムを押し込んで引っかける。
問題はもう片方。
直径5mmくらいのしっかりしたゴムなので、普通にやったら延ばすコトすらままないし、現状の倍くらいに延ばしてから、反対側の隙間の向こうにあるフックに潜り込ませないと固定できない。
そこでビニールひもの登場です。
ビミールひもをゴムに通してシートレールの隙間に潜り込ませ、ビニールひもを引っ張る事でフックの所までゴムを伸ばし、フックにかかったらひもだけ引っ張り抜く。
と、作業は極めて簡単(色々と試行錯誤はしましたよ。)なのだが、文章で伝えようとすると説明するのにどんどん長くなるなぁ。

でもって、ココに特筆すべき事がひとつ。
シートレールの下にはプラ板が固定されていて、このせいで指が入らず素直にフックにゴムを引っかける事が出来なかったワケですが、そのプラ板にフックと同じ幅くらいの穴が空いてるんですよ。
そう、その穴にビニールひもを通すと、下方向にひもを引っ張り易くなるんですね。
だから引っ張ったまま、フックにゴムを引っかけ易くなるんです。
スゲー。
こんな穴ひとつ、ちゃんと計算して開けられているんだ。
しかもちゃんと整備する人間の気持ちになって計算されてる。

自分ではバラした事はないのでよくはわからないのですが、YAMAHAやKawasakiの整備性の悪さの噂はよく聞きます。
そーしてみると、こんな穴ひとつとっても、HONDAの設計は親切設計で感動しました。

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