スパイダーマン32007年05月09日 03時21分51秒

えー、連休中に観に行きました『スパイダーマン3』。
では感想。

最初に言ってしまいますが、面白かったです。及第点。
お金払って映画館で観る価値は充分あると思います。
てーのを前提にした上での話ね。
……って、何でこんな書き出し方をするかと言うとですね。
オレの劇場作品の評価って、ライブだろうと映画だろうと、座ってる尻が痛いか痛く無いか。痛かったとしても気にならないほど夢中になってその作品を観れるかどうか。が基本なんですよ。
で、『スパイダーマン3』はどうだったかと言うと、序盤、かなり尻が痛いのが気になりました。
(後半はそうでも無くなりましたが。)
ていうのもやっぱ敵が3人も出て来てしまうと、序盤はその敵役の説明から入らなければならなくなるワケですよ。
どんなにはしょっても確実に尺が取られるワケで、逆にソコをちゃんとやらないと、それこそ幼少の子供向け番組になりかねない。
敵が3人居れば説明も3倍です。
上手く散らせているとはいえ、色んな意味で限界があります。無理も無いコト。
しかもその3人分のドラマを盛り込もうとしたら、はっきり言って3部作くらいの尺が必要となるワケです。
いくら3作目で客の目を引きたいからって、3人も敵を出してはダメですよ。
上の方からの意向だったんですかねぇ?
まぁ、ギリギリ何とか破綻しないようにまとまってましたが(それが及第点な理由。アレよりちょっとでも悪かったらアウトでした。)。
そーゆー意味では、はっきり言ってサンドマンが要りません。
(でも『3』の映像的な売りはサンドマンだったんでしょうね〜。と思えるくらい、サンドマンは濃厚に作っていましたが。)
サンドマンなんか出すんなら、もっとニューゴブリン(てかグリーンゴブリンJrって言え! 衣装もカッコよくしやがって(笑))である親友ハリーとの確執をコレでもかってくらい描いてくれよう!!
絶対そうやって作った方が良い映画にまとまりますってば。
宇宙生物のヴェノムは個人的にはキライですが(やっぱスパイディの敵って色んな意味で『人間』であって欲しいんですね。オレとしては。)まぁ、映画的なコト考えれば2作まで作って来て見え見えの敵のニューゴブリンだけじゃサプライズが無くて辛いでしょうし、仕方ない、居てもいいです(笑)。

そう考えると映画のまとまり方的には『2』が一番良かったのかな〜。と思えます。
ただ、綱渡り感溢れてますが『3』もギリギリ踏みとどまってくれているので、大丈夫。『3』もオススメは出来ると思います。
まぁ、単純に面白いですからね。
一緒に観に行った人、感動して泣いてたし。
「スパイダーマン観て泣いてる人が居るよ。」とオレは指さして笑ってしまいましたが(笑)。

ネタバレ的な内容も書きたいので、この日記、続くかも知れません。